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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、リスク選好地合い継続も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(12時40分現在)

S&P500先物      3,800.80(+3.5)
ナスダック100先物  11,445.90(+15.6)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。米長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


24日の主要3指数は続伸。S&Pとナスダックは失速する場面もあったが、ダウはプラスを維持し417ドル高の31499ドルと2日連続で堅調地合いとなった。連邦準備制度理事会(FRB)当局者から引き締め方針の修正に関する発言が前週に相次ぎ、長期金利の上昇は一服。また、決算発表の好業績を背景とした買いも継続している。一方、英国の新政権発足に向け市場の安定化が期待されたことも安心感を誘い、指数を押し上げた。


本日は底堅い値動きか。11月1-2日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の大幅利上げが予想されるものの、FRBはその後の会合でこれまでの引き締めペースを緩める公算で、買いが入りやすい地合いが続く。長期金利の上昇が抑えられれば決算発表のグーグル(アルファベット)などハイテク関連が注目されよう。また、英国のスナク政権発足で財政懸念は後退し、市場安定化への期待感からリスク選好地合いが見込まれる。

《TY》

 提供:フィスコ

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