市場ニュース

戻る
 

【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は52週線を支持線とする値動きから、ショートカバーを強めてくる公算も


 日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の2万7190円(+0.85%)前後で推移。寄り付きは2万7170円と、シカゴ日経平均先物(2万7145円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。買い一巡後に2万7080円まで上げ幅を縮めた後は、戻り待ちのショートを交えながらも緩やかにリバウンドを継続し、前場半ばには一時2万7240円まで買われる場面もあった。終盤にかけて香港ハンセン指数の弱い値動きが警戒されて上げ幅を縮めたものの、5日移動平均線(2万7050円)水準を上回って底堅い値動きを継続している。

 ハンセン指数が1%ほど下落しているほか、グローベックスの米株先物も小安く推移していることもあり、積極的には手掛けづらいところではある。ただし、前日に決算を発表した日本電産 <6594> [東証P]が4%を超える上昇となったほか、売り先行で始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]は小幅ながらもプラス圏に浮上していることもあり、ショートを仕掛けづらくさせている。2万7160円辺りで推移している52週線を支持線とした値動きで推移するようだと、ショートカバーを強めてくる可能性がありそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。一時14.25倍まで下げる場面も見られたが、その後は75日線水準に戻してきており、調整場面ではNTロングの組成のタイミングが意識されよう。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均