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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:円谷フィHD、日電産、ニトリHD

円谷フィHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■円谷フィHD <2767>  2,096円  +230 円 (+12.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 24日に業績修正を発表。「今期経常を50%上方修正」が好感された。
 円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P] が10月24日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→60億円(前期は36.3億円)に50.0%上方修正し、増益率が10.1%増→65.1%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒円谷フィHDの詳しい業績推移表を見る

■野村マイクロ <6254>  3,630円  +265 円 (+7.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 24日に業績修正を発表。「今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P] が10月24日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の46.9億円→52.2億円(前期は45.8億円)に11.4%上方修正し、増益率が2.4%増→14.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒野村マイクロの詳しい業績推移表を見る

■日本電産 <6594>  8,344円  +379 円 (+4.8%)  11:30現在
 日本電産<6594>は3日続伸。24日取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、最終利益が前年同期比30.1%増の866億4900万円だった。750億円としていた計画を上回って着地した。23年3月期の通期業績予想は据え置いたものの、業績予想の前提となる想定為替レートは対ドル110円、対ユーロ125円で変更せず、業績のさらなる上振れを期待した買いが集まった。4~9月期の売上高は1兆1307億6700万円(同24.2%増)、営業利益は963億6800万円(同8.1%増)となり、ともにこれまでの計画(売上高で9500億円、営業利益で950億円)を上回った。外国為替市場で円安が想定以上に進行したことなどが収益を押し上げた。

■不二家 <2211>  2,546円  +64 円 (+2.6%)  11:30現在
 不二家<2211>が3営業日ぶりに反発し、年初来高値2566円に接近している。同社は24日取引終了後に、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比28.6%増の25億1600万円となったことが好感されているようだ。売上高は720億5800万円(会計基準変更のため前年同期との比較なし)。主力の製菓事業は「カントリーマアム チョコまみれ」などの販売が好調だったほか、洋菓子事業では若年層に向けた販売促進活動を展開して売り上げ確保を図った。なお、通期業績予想は売上高990億円(前期との比較なし)、営業利益53億円(前期比27.8%増)とする従来見通しを据え置いている。

■ニトリホールディングス <9843>  12,835円  +315 円 (+2.5%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>は反発。24日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次国内売上高は、既存店売上高が前年同月比11.4%増と3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。テレビCM効果や気温の低下などにより電動ベッドなどのベッドルーム家具やコタツ、季節寝具寝装品の売り上げが好調に推移し客数は同1.9%増、客単価が同9.3%増となった。なお、全店売上高は同14.3%増だった。

■日本工営 <1954>  3,450円  +50 円 (+1.5%)  11:30現在
 日本工営<1954>が続伸している。午前10時30分ごろバングラデシュ国初の地下鉄建設の施工監理業務を8社JVで受注したと発表しており、好材料視されている。今回受注したのはダッカ都市交通整備事業(MRT1号線)の施工監理に係る業務で、日本の政府開発援助(ODA)により実施される、バングラデシュ国初の地下鉄案件として、総延長約52キロメートルの都市鉄道(大量輸送交通システム)をダッカ都市圏にて建設するもの。同社では、バングラデシュにおいてこれまでに複数のダッカ市都市鉄道整備案件を受注・履行しており、MRT1号線においても設計・入札支援業務を18年に受注し、詳細設計段階からBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用しながら建設プロセス全体を管理するとしている。

■しまむら <8227>  12,240円  +140 円 (+1.2%)  11:30現在
 しまむら<8227>が反発している。24日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比20.8%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。曇りや雨の日が多かったものの、日中の気温が低下し朝晩の冷え込みも強まったことで、秋冬物が売り上げを伸ばした。アウター衣料では、長袖のTシャツやトレーナー、カーディガンやジャケットの秋冬物が「CLOSSHI」を中心に好調。実用商品では、「CLOSSHI」のあったか素材「FIBER HERT」の肌着やタイツ、ラグマットや敷きパッドが好調だった。なお、全店売上高は同20.4%増だった。

■寿スピリッツ <2222>  7,640円  +70 円 (+0.9%)  11:30現在
 寿スピリッツ<2222>が3日ぶりに反発している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の191億8000万円から201億円(前年同期比68.1%増)へ、営業利益が18億5000万円から28億3000万円(前年同期14億1800万円の赤字)へ、純利益が12億2000万円から19億9400万円(同2億8200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視されている。行動制限が緩和され、人流が総じて回復基調で推移したことにより、主に首都圏を商圏に展開している「シュクレイ」を中心に販売施策の推進が奏功した。また、経費の効率的使用に努めたことも寄与した。

■日本M&A <2127>  1,737円  +15 円 (+0.9%)  11:30現在
 日本M&Aセンターホールディングス<2127>は反発している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の170億円から200億円(前年同期比14.6%減)へ、営業利益が72億円から79億円(同31.6%減)へ、純利益が50億4000万円から50億8000万円(同35.0%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視されている。21年12月に発覚した売り上げ計上における不正から、再発防止策の実効性を高める内部統制強化に重点を置いた施策に取り組み、足もとでグループの営業活動は再興に向けて加速しつつあり、成約数が前期並みに回復してきたことが要因としている。

■塩野義製薬 <4507>  6,739円  +24 円 (+0.4%)  11:30現在
 塩野義製薬<4507>はしっかり。24日取引終了後、23年3月期の連結業績予想を見直したと発表。最終利益予想を従来の1360億円から1420億円(前期比24.4%増)に上方修正したことなどが株価の支えとなった。売上高に相当する売上収益も4000億円から4100億円(同22.3%増)に引き上げた。注意欠陥・多動性障害(ADHD)に向けた治療薬「インチュニブ」や薬剤耐性(AMR)感染症に向けた治療薬「セフィデロコル」、英ヴィーブにライセンス供与する抗エイズウイルス(HIV)薬などが好調に推移し、業績予想に反映させた。新型コロナウイルス関連製品についても今期は予定通り収益に貢献すると見込む。

■トランコム <9058>  7,450円  -610 円 (-7.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 トランコム<9058>が急落。24日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。営業利益予想は従来の85億3000万円から前期比2.4%減の78億円に下方修正した。営業利益と経常利益は増益予想から一転、減益の見通しとなったほか、最終利益の増益率も従来の計画に対し低下しており、これらを嫌気した売りが膨らんだ。燃料費高騰による原価上昇や、ロジスティクスマネジメント事業における先行投資などが響く。

■中外製薬 <4519>  3,407円  -112 円 (-3.2%)  11:30現在  東証プライム 下落率8位
 中外製薬<4519>は5日続落。24日取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比33.2%増の2719億5000万円と大幅増益となった半面、7~9月の3カ月間では21%の減益だったことを受け、業績の先行きを警戒した売りが膨らんだようだ。海外で血友病治療薬「ヘムライブラ」が大幅に伸びた一方、国内では新型コロナ治療薬「ロナプリーブ」の政府納入分がなく、さらに研究開発費が円安の影響などで増加したことが利益を押し下げた。22年12月期の通期業績予想と年間配当予想は据え置いた。

■ゼンリン <9474>  903円  -5 円 (-0.6%)  11:30現在
 ゼンリン<9474>は反落。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の262億円から259億円(前年同期比0.1%増)へ、営業損益が4億円の赤字から9億8000万円の赤字(前年同期比4億5600万円の赤字)へ、最終損益が収支均衡から7億円の赤字(同8000万円の赤字)へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気されている。IoT関連のソリューションサービスが増加した一方、オートモーティブ関連で自動車の生産調整の影響からカーナビゲーション用データ販売が減少したことが響いた。また、売り上げ構成の変化や投資有価証券評価損の計上なども損益悪化につながった。

■PSS <7707>  563円  +80 円 (+16.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 プレシジョン・システム・サイエンス<7707>は急騰。24日の取引終了後、フェローテックホールディングス<6890>との間でナノ磁性体を利用した生体物質測定の研究開発と製品販売を行う合弁会社を設立すると発表しており、これを材料視した買いが膨らんでいるようだ。設立予定日は10月31日。今回の合弁設立は、PSSが持つ磁性体反応制御やPCR検査、免疫反応検査などの自動化処理システム技術やその技術に関連する製品と、フェローテクが有する磁性流体・ペルチェ素子などの技術を融合させ、生体物質測定分野でのより高度で精密なシステムの研究開発を行うことを目的としている。感染症をはじめ、がん、アルツハイマーなどの難易度の高い確定診断に活用できる技術確立を目指す。

■テックファム <3625>  463円  +52 円 (+12.7%)  11:30現在
 テックファームホールディングス<3625>が急伸し、前日比で一時16%を超す上昇となった。午前10時、メタバース空間やECサイトで活用できる3Dモデルの生成サービスを25日から開始すると発表し、材料視された。衣類や雑貨など3Dモデル化をしたい商品を同社に送ると、360度すべての角度からの撮影により商品の細部を再現した3Dモデルのデータを生成する。商品の訴求力を高めたいとする顧客のニーズを取り込む。生成費用は商品100点の場合は150万円から提供するとしている。

●ストップ高銘柄
 メディア総研 <9242>  1,572円  +300 円 (+23.6%) ストップ高   11:30現在
 バンクオブイ <4393>  7,140円  +1,000 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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