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【材料】<注目銘柄>=ビックカメラ、インバウンド関連で恩恵期待

ビックカメラ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ビックカメラ<3048>に注目したい。家電量販店大手の同社は、首都圏駅前に大型店を展開するなど外国人観光客に知名度が高く、インバウンド関連の一角としても脚光を浴びている。12日に発表した23年8月期の連結営業利益は前期比3.2%減の173億円を見込んでいる。人流の回復が追い風となるものの、業績見通しにインバウンド需要の回復を織り込んでいないことに加え、9月に開始した水宅配事業における創業赤字も響く見通し。ただ、9月度のビックカメラとコジマをあわせた月次売上高は前年同月比11.3%増と2カ月連続でプラスとなるなど堅調に推移するなか、市場には今期営業利益は180億円前後へ増額修正との観測も出ている。

 決算発表を受けて13日の株価はマドを開けて下落したが、長い下ヒゲ陽線で引けており地合い悪による売られ過ぎを示唆している。75日移動平均線絡みの時価近辺は依然として狙い目だ。(れい)

出所:MINKABU PRESS

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