【特集】10万円以下で買える、増収増益＆低PER 25社【プライム】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証プライム上場企業では517銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期に増収増益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証プライム上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が300億円以上、(3)今期の売上高と経常利益が前期比で増加、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは22日現在)

　なお、24日(土)16時00分に「10万円以下で買える、増収増益＆低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　 最低投資　　┌─売上高─┐　　┌ 経常利益 ┐　 　予想
コード 銘柄名　　　　　　金額　 増収率　　　今期　 増益率　　 今期　　 PER
<5563> 新日本電工　　　 35200　　 24.3　　 82000　　 45.6　　10000　　 6.9
<7244> 市光工　　　　　 39300　　　7.1　　134400　　　6.1　　 6900　　 7.4
<8897> タカラレーベ　　 39900　　　6.6　　173500　　　0.4　　10300　　 6.2
<9831> ヤマダＨＤ　　　 47800　　　4.6　 1694000　　　7.9　　80000　　 7.4
<6480> トムソン　　　　 55900　　　6.0　　 66000　　　6.8　　 8000　　 7.2

<1887> 日本国土開発　　 61600　　 34.9　　171000　　　8.4　　 9100　　 8.3
<5408> 中山鋼　　　　　 63500　　 18.8　　198000　　 65.3　　11000　　 4.4
<4097> 高圧ガス　　　　 65000　　　5.5　　 87000　　　3.6　　 5600　　 9.4
<5959> 岡部　　　　　　 66700　　 17.0　　 75850　　 14.3　　 5400　　 8.2
<9274> 国際紙パルプ　　 69600　　　4.7　　590000　　　6.3　　 9400　　 6.7

<8381> 山陰合銀　　　　 70800　　 10.3　　104900　　　6.3　　22100　　 7.3
<1879> 新日本建　　　　 71500　　 12.1　　120000　　　4.0　　16200　　 3.8
<1893> 五洋建　　　　　 72700　　 12.4　　515000　　 98.0　　31000　　 9.9
<7283> 愛三工　　　　　 73200　　　8.4　　210000　　　2.4　　10500　　 6.6
<1934> ユアテック　　　 73500　　　2.5　　231000　　　3.6　　10400　　 7.7

<6143> ソディック　　　 77600　　　8.8　　 81800　　　4.8　　 9000　　 6.3
<8892> 日エスコン　　　 80500　　 26.6　　100000　　 34.1　　12200　　 9.3
<6498> キッツ　　　　　 81500　　 16.4　　158000　　 30.9　　11750　　 9.5
<1942> 関電工　　　　　 84900　　　9.4　　542000　　　3.3　　32800　　 8.3
<3941> レンゴー　　　　 87100　　 13.8　　850000　　　3.7　　38000　　 8.3

<5991> ニッパツ　　　　 91600　　　8.2　　635000　　　 30　　40000　　 8.7
<5803> フジクラ　　　　 95100　　 10.4　　740000　　 37.9　　47000　　 7.7
<1802> 大林組　　　　　 97000　　　6.6　 2050000　　　109　 104000　　 9.2
<9069> センコーＨＤ　　 99600　　 12.3　　700000　　　3.4　　27000　　 9.3
<5076> インフロニア　　 99800　　　7.0　　730600　　 14.4　　43500　　 8.1

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増益率・増収率が％、PERが倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース