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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、消費の回復に期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,307.90(+2.7)
ナスダック100先物  13,633.00(-2.2)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル高。原油相場は下げ渋り、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


16日の主要3指数はまちまち。取引中盤の失速でナスダックはマイナスに転じたが、ダウは239ドル高の34152ドルと5日連続で上値を伸ばした。この日発表された住宅関連指標は強弱まちまち、鉱工業生産は改善。一方、小売り大手のウォルマートとホーム・デポが5-7月期決算を発表し、予想を上回る増収増益で消費の拡大に期待が高まった。一方、長期金利の上昇でハイテク関連への売りが強まり、ナスダックを下押しした。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の小売売上高は前月比+0.1%と、前回の+1.0%から伸びが鈍化する見通し。ただ、小売り大手の好業績が意識されるなか、予想を上回る内容となればマイナスに沈んだ国内総生産(GDP)を押し上げる要因として好感されそうだ。一方、7月に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨はタカ派的なトーンとみられるが、想定内の内容で金利高を抑制できればハイテク関連への買戻しが見込まれる。

《TY》

 提供:フィスコ

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