市場ニュース

戻る
 

【経済】【クラウドファンディング】本格“無ろ過生ビール”製造&醸造所プロデュースのアウグスビール、8月21日募集開始

 無ろ過生ビール「アウグスビール」の製造・販売などを行うアウグスビール株式会社(東京都文京区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは8月21日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額550万円、上限応募額2200万円
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ エンジェル出資実績あり
・ 株主優待あり
・ 類似上場企業:サッポロホールディングス、アサヒグループホールディングス、キリンホールディングス

目指した「消費者が本当においしいと思う味」

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 同社によると、常温輸送するために酵母をろ過して取り除く大量生産のビールとは異なり、アウグスビールは「一番おいしいビールは酵母が生きた、できたての状態」という信念の下、酵母をろ過せず、生きたまま一度も常温にすることなく、製法や温度管理にこだわって製造。テスト販売とアンケート調査を繰り返し、「消費者が本当においしいと思う味」にたどり着いたとしています。

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 また、大量生産のビールが工業用炭酸を添加しているのとは異なり、アウグスビールは十分な熟成期間を取って、酵母が生み出す、分子の細かな炭酸を醸成しているのも特徴。炭酸が分離しにくいため、「おなかが張り、せっかくのおいしい料理が食べられない」ということが少ないといいます。

 同社は「造りたいのは『とりあえずビール』の1杯だけではなく、食前酒・食中酒として料理と一緒に楽しめるビール。自己主張せず、料理をより引き立てるビールを目指しています」としています。

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 同社はアウグスビール販売のほか、飲食店の店内に醸造所を併設することで、新鮮なビールを提供できる「マイクロブルワリー」プロデュース事業も展開しています。醸造設備の手配や設置、醸造技術の指導などのオールインワンプロデュースにより、未経験からでも半年程度でビールを醸造できるようになるといいます。

 マイクロブルワリーは最小5坪(約16.5平方メートル)程度の敷地から設置可能で、物流費がかからず、店舗スタッフが醸造家を兼任すれば、人件費も削減できるほか、店舗のイメージや使いたい原料に合ったオリジナルクラフトビールを提供できます。現在、同社がプロデュースしたマイクロブルワリーは日本各地で15カ所稼働しています。

 また、同社では、自社で醸造所を持たずに自社ブランドのクラフトビールを造りたい事業者や店舗向けに、OEM(相手先ブランドによる生産)商品の開発支援、製造・提供も行っています。330ミリリットル瓶100本から購入可能で、醸造所や醸造ノウハウがなくても、オリジナルのクラフトビールを販売できます。

「長年の経験とノウハウ」を生かして

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 同社が「一番の強み」として挙げるのが「長年、ビール造りに携わってきた経験とノウハウ」であり、「自社ブランドビールはもちろん、OEM先やプロデュース先に対しても適切なレシピの提案と醸造技術の指導で、理想のビールを形にするお手伝いができる」としています。

 醸造責任者の本庄啓介氏はキリンビール入社後、ミュンヘン工科大学ビール醸造学科留学を経て、キリン・ヨーロッパ、神戸工場副工場長などを歴任し、アウグスビールに醸造責任者として参画。微生物汚染回避の専門家でもあり、徹底した醸造工程管理と微生物試験を経て商品を製造しています。

 マイクロブルワリーのプロデュース事業については、通常、未経験者が酒類製造免許を取得するには1年以上かかることもありますが、同社は豊富な申請経験があり、取得に必要な要件のポイントなどを的確に把握しているため、早期の稼働開始が可能です。

 同社では、各地のブルワリーに、地域包括代理店として営業活動や技術研修のパートナーになってもらうことも検討中で、ブルワリーを訪れた人にクラフトビールやマイクロブルワリーの魅力をPRしてもらい、ブルワリーを導入したいと考える人への営業活動や事務手続きを行ってもらう計画です。

今後の成長に向けて

(1)「小ロットオリジナルOEM」でオリジナルクラフトビール造りの民主化を

 オリジナルクラフトビールを気軽に楽しんでもらおうと、「小ロットオリジナルOEM」のビール醸造サービスを開始予定です。受託でオリジナルクラフトビールを醸造し、タンク1つ分から販売します。1タンクは瓶ビール約850本分のため、記念品やイベント用として、1回のみから利用が可能で、タンクオーナーとして、継続利用してもらうことも見込んでいます。

(2)2026年以降は若手醸造家の育成支援も

 これまでの経験を生かして、若手醸造家の育成を支援し、将来的には醸造家養成所の設立を計画しています。マイクロブルワリーを導入している店舗の醸造責任者に対する個別指導から始め、対象者を増やしながら、養成所へとステップアップしていく予定です。

(3)将来的なEXITはバイアウトを想定

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

(4)2026年より、毎期10件のマイクロブルワリー導入を計画

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・サッポロホールディングス <2501> [東証P]
・アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]
・キリンホールディングス <2503> [東証P]

株主優待

■優待の基準日
毎年9月末日

■優待内容
保有株数に応じて、アウグスビールを提供
・1~19株:毎年6本
・20~39株:毎年12本
・40株以上:毎年18本
(※1人、1年に1回限り)

■申し込み
基準日経過後、予約・注文可能の案内あり

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
アウグスビール株式会社
東京都文京区湯島二丁目27番4号
資本金:12,500,000円(2022年7月6日現在)
発行済株式総数:365株(同)
発行可能株式総数:800株
設立日:2004年6月15日
決算日:3月31日
※発行者は2022年8月10日を基準日として、発行可能株式総数に関する規定の変更を実施しており、登記完了後の発行可能株式総数は80,000株となる。また、2022年8月30日を基準日として、株式分割に伴う発行済株式総数の変更の決議を実施しており、登記完了後の発行済株式総数は36,500株となる。

■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 坂本健二

■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 3,520株

■募集株式の払込金額
1株あたり 6,250円

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額550万円を以下の目的に充てる予定
設備投資 429万円
手数料 121万円

・上限応募額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額1,650万円(目標募集額550万円と上限応募額2,200万円との差額)を以下の目的に充てる予定
設備投資 1,287万円
手数料 363万円

■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(16株)
200,000円コース(32株)
300,000円コース(48株)
400,000円コース(64株)
500,000円コース(80株)

■申込期間
2022年8月21日~2022年8月26日

■目標募集額
5,500,000円(上限応募額 22,000,000円)

■払込期日
2022年9月20日

■連絡先
アウグスビール株式会社
電話番号:03-5807-6530
メールアドレス:info@augustbeer.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

▼酵母が生きた<本流のビール>への原点回帰。ビール一筋40年以上の職人が挑む本物の味「アウグスビール」


株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均