【材料】ファブリカコミュニケーションズ---1Q経常利益54.5%増益で着地、SMSソリューショングループなどが順調に推移
ファブリカ <日足> 「株探」多機能チャートより
ファブリカコミュニケーションズ<4193>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.4%増の16.48億円、営業利益が同43.8%増の2.58億円、経常利益が同54.5%増の2.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同55.6%増の1.65億円となった。
SMSソリューショングループの売上高は前年同期比36.1%増の9.78億円、セグメント利益は同37.0%増の2.79億円となった。2022年3月期に引き続きSMSが企業と顧客を繋ぐ新たなコミュニケーション手段として幅広い分野で活用され、さらに自治体において新型コロナウイルス感染者への連絡手段としてSMS活用が進んだ。
U-CARソリューショングループの売上高は前年同期比12.6%増の3.04億円、セグメント利益は同22.7%増の0.89億円となった。中古車販売業務支援クラウドサービス営業基盤を強化し、symphony導入社数が2022年3月期末から116社増加して3,441社となった。
インターネットサービスグループの売上高は前年同期比3.0%減の0.59億円、セグメント損失は0.04億円(前年同期は0.17億円の損失)となった。2021年6月に実施されたGoogle検索アルゴリズムのアップデートによる同社Webサイトの検索結果順位下落の影響から回復しつつあり、またコスト削減施策を進めた。
オートサービスグループの売上高は前年同期比3.9%減の3.06億円、セグメント利益は同53.0%減の0.12億円となった。新型コロナウイルス感染症により車両部品の納期が遅れ、自動車修理期間が延びていることに加え、浜松支店の出店や人員増強によるコスト負担が増加した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比18.2%増の69.22億円、営業利益は同18.6%増の10.94億円、経常利益は同16.9%増の10.98億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22.3%増の7.02億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ