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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):物語コーポ、ゲオHD、UT

物語コーポ <日足> 「株探」多機能チャートより
■物語コーポレーション <3097>  6,770円  +920 円 (+15.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 物語コーポレーション<3097>は大幅高。同社は10日取引終了後、23年6月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比2.2倍の62億5900万円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の70円としていることが好感されたようだ。売上高は同19.6%増の876億5800万円を見込む。「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」の主力ブランドを中心に積極的に出店する計画で、焼肉部門は24店舗(うちフランチャイズ9店舗)、ラーメン部門は13店舗(同2店舗)、ゆず庵部門は2店舗、専門店部門は9店舗、その他部門は2店舗の計50店舗を新規出店するとしている。

■ゲオホールディングス <2681>  1,633円  +221 円 (+15.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率10位
 ゲオホールディングス<2681>が急反発。10日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高813億7700万円(前年同期比7.0%増)、営業利益40億2700万円(同3.5倍)、純利益30億3400万円(同5.8倍)と大幅増益となり、通期営業利益予想に対する進捗率が58%と高進捗率となったことが好感された。外出自粛ムードの緩和により、「2nd STREET」の主力であるリユース衣料服飾商材の好調が続いた。また、21年10月1日以降発売の端末SIMロック販売の原則禁止によりリユーススマートフォン市場の活性化が継続していることも業績に好影響を与えた。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高3500億円(前期比4.5%増)、営業利益70億円(同14.4%減)、純利益38億円(同36.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■UTグループ <2146>  2,889円  +285 円 (+10.9%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地」が好感された。
 UTグループ <2146> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の32.4億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は43.3%に達し、5年平均の20.9%も上回った。
  ⇒⇒UTグループの詳しい業績推移表を見る

■松本油脂製薬 <4365>  12,120円  +1,070 円 (+9.7%)  本日終値
 10日に決算を発表。「非開示だった今期経常は7%増で2期連続最高益、未定だった配当は350円実施」が好感された。
 松本油脂製薬 <4365> [東証S] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の37.2億円に急拡大した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は350円実施する方針とした。年間配当は350円となる。
  ⇒⇒松本油脂製薬の詳しい業績推移表を見る

■ゼビオホールディングス <8281>  979円  +86 円 (+9.6%)  本日終値
 ゼビオホールディングス<8281>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高614億6300万円(前年同期比9.8%増)、営業利益41億8000万円(同54.0%増)、純利益31億7700万円(同52.7%増)と大幅増益となったことが好感された。フィッティング販売による接客サービス強化などが奏功しゴルフ部門が好調に推移したほか、人流の回復に伴いタウンシューズやウォーキングシューズも前年を上回った。また、カジュアル用途のアウトドアブランドウェアも伸長し、これらが業績を押し上げた。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高2415億1600万円(前期比8.2%増)、営業利益70億3100万円(同40.6%増)、純利益41億1500万円(同7.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ユニプレス <5949>  944円  +82 円 (+9.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過」が好感された。
 ユニプレス <5949> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.6億円の黒字(前年同期は31.2億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の17億円の赤字をすでに上回った。
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■阪和興業 <8078>  3,260円  +280 円 (+9.4%)  本日終値
 阪和興業<8078>が後場に入って急伸。同社はきょう午後1時ごろ、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の550億円から650億円(前期比4.2%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の2兆4000億円から2兆6000億円(同20.1%増)に上方修正。国内で鋼材をはじめとする商品価格が堅調に推移しているほか、取引先のニーズなどを把握し国内外で取り扱い数量が伸びていることが主な要因だとしている。

■Ubicom <3937>  2,873円  +239 円 (+9.1%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は20%増益で着地」が好感された。
 Ubicomホールディングス <3937> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比20.4%増の2.6億円に伸びたが、通期計画の12.7億円に対する進捗率は20.9%となり、5年平均の18.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒Ubicomの詳しい業績推移表を見る

■DOWA <5714>  5,210円  +425 円 (+8.9%)  本日終値
 DOWAホールディングス<5714>が続急伸。10日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を500億円から585億円(前期比8.3%減)へ、純利益を360億円から430億円(同15.7%減)へ上方修正したことが好感された。一部の自動車関連製品・サービスで需要の減少を見込み、売上高は9000億円から8460億円(同1.7%増)へ下方修正したものの、為替・金属相場の前提を見直したことなどが利益を押し上げる。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2099億3300万円(前年同期比1.0%増)、営業利益193億2000万円(同1.8%減)、純利益130億6300万円(同34.5%減)だった。

■第一稀元素化学工業 <4082>  1,316円  +103 円 (+8.5%)  本日終値
 第一稀元素化学工業<4082>が大幅反発し年初来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高79億3800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益17億2000万円(同63.3%増)、純利益19億1700万円(同39.3%増)と大幅増益となり、純利益が上期計画(19億円)を上回ったことが好感された。自動車排ガス浄化触媒、酸素センサーなどの車載用途で自動車減産の影響を受けたものの、電子材料、光学材料、歯科材料、産業用構造部材などが堅調に推移したほか、原材料価格高騰に伴う販売価格の上昇などが寄与した。また、在庫販売効果や為替の影響なども利益を押し上げた。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高345億円(前期比17.5%増)、営業利益48億円(同27.4%増)、純利益39億円(同2.1倍)の従来見通しを据え置いている。

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