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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エイベックス、SUMCO、レーザーテク

エイベックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■エイベックス <7860>  1,635円  +63 円 (+4.0%)  本日終値
 エイベックス<7860>が新値追い。同社は4日取引終了後、23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比8.7倍の22億8800万円となったことが好感されたようだ。売上高は同46.6%増の284億7300万円で着地。ライブ公演数の増加や音楽事業のパッケージ作品の販売数増加、海外での大型イベントの開催などが大幅な増収につながった。なお、通期業績予想については、営業利益10億円(前期比61.3%減)とする従来見通しを据え置いている。

■SUMCO <3436>  1,950円  +67 円 (+3.6%)  本日終値
 SUMCO<3436>が3連騰、一時前日比80円高の1963円まで上値を伸ばす場面があった。足もとの業績は好調で、世界的に旺盛な半導体需要を背景に半導体基板材料であるシリコンウエハーの売り上げ拡大が顕著で、増収効果により利益も大幅な伸びを示している。同社が4日取引終了後に発表した22年12月期第2四半期(22年1~6月)決算は売上高が前年同期比32%増の2074億1200万円、営業利益が同2.3倍の497億5100万円と急増した。これを好感する買いを呼び込んでいる。増設が続くデータセンターや自動車向け半導体需要が旺盛であり、足もとスマートフォンやパソコン向けの減速が伝わるなかも、依然として同社の収益環境に吹く追い風は強い。

■FRONTEO <2158>  1,018円  +29 円 (+2.9%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が続伸。4日の取引終了後、慶應義塾大学と自然言語処理(NLP)を用いた「会話型 認知症診断支援AIプログラム」を開発したと発表しており、これが好感された。同研究では、特定の課題を用いない自由会話から、認知症への罹患を高精度で判定することに成功したという。プログラムは簡便に行うことができ、医療従事者・患者双方の負担を軽減できるほか、従来の認知機能検査の課題であった繰り返し行うことで被験者が検査内容を覚えてしまい検査の精度が低下する「学習効果」を避けることが可能な技術として、スクリーニング検査などへの実用化が期待できるとしている。同社では現在、薬事承認へのプロセスを進めているとしている。

■協和キリン <4151>  3,125円  +80 円 (+2.6%)  本日終値
 協和キリン<4151>が続伸。4日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を3800億円から4000億円(前期比13.6%増)へ、純利益を530億円から630億円(同20.3%増)へ上方修正したことが好感された。大幅な円安の進行などにより上期業績が計画を上回って推移しており、第3四半期以降の想定為替レートについても1ドル=110円から135円へ見直したことが要因。また、7月にKW-6356の開発中止を決定したことで研究開発費が計画を下回る見通しであることも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高1852億7100万円(前年同期比12.3%増)、純利益350億1700万円(同39.7%増)だった。北米及びEMEA(欧州、中東、アフリカ)においてX染色体連鎖性低リン血症治療剤クリースビータ、抗悪性腫瘍剤ポテリジオ、パーキンソン病治療剤ノウリアストのグローバル戦略3品が伸長したことが牽引。為替が円安で推移したことも寄与した。

■F&LC <3563>  2,345円  +49 円 (+2.1%)  本日終値
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563>は年初来安値を更新。4日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を2950億円から2800億円(前期比16.3%増)へ、営業利益を160億円から85億円(同62.9%減)へ、純利益を87億円から30億円(同77.2%減)へ下方修正したことが嫌気された。コロナ禍の生活様式や消費行動が大きく変化したことにより、国内各事業会社における来店客数の回復が想定を下回った。これに加えて、6月9日付で消費者庁から景品表示法に関する措置命令を受け、顧客の信頼を損ねたことで、国内スシロー事業の来店客数が想定よりも大きく下回ったことが要因としている。また、各種コストの上昇やその他費用における減損損失計上なども利益を圧迫した。同時に発表した第3四半期累計(21年10月~22年6月)決算は、売上高2119億3700万円(前年同期比18.6%増)、営業利益123億7200万円(同32.2%減)、純利益52億4700万円(同51.3%減)だった。

■レーザーテック <6920>  19,685円  +225 円 (+1.2%)  本日終値
 レーザーテック<6920>は3連騰で一時2万円大台回復を果たした。ここ戻り足を鮮明としていたが、2万円大台乗せは4月6日以来4カ月ぶりとなる。同社はきょう取引終了後(午後4時)に22年6月期通期の決算発表を行う見通しにあり、株式市場では売り方と買い方の思惑が錯綜しているが、「決算発表目前となって空売りのポジション調整に伴う買い戻しの動きの方が強く、株価に浮揚力を与えている」(中堅証券アナリスト)という。同社は半導体製造装置のニッチトップでマスクブランクス検査装置では世界シェアを独占している。中期成長性が非常に高い一方で、PERの高さが警戒され、最近はスマートフォンやパソコン向け半導体の在庫調整リスクが顕在化するなか、これまでにない逆風が意識されていた。22年6月期決算は小幅増益予想にあるが、今期の業績見通しの方にマーケットの関心が高い。株価は6月下旬に1万4450円まで下落し、年初から60%も水準を切り下げていた。しかし、最近では買い残の整理が急速に進む一方、売り残が大幅に増加しており、直近データで信用倍率は1.26倍と拮抗。更に、足もと日証金では株不足状態に陥り、逆日歩がついている。ひところと比べ需給関係が逆転しており、足もとではショートカバーによるミニ踏み上げ相場の色をみせている。

■ニコン <7731>  1,555円  +17 円 (+1.1%)  本日終値
 ニコン<7731>が3日続伸。4日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を6200億円から6250億円(前期比15.8%増)へ、営業利益を500億円から550億円(同10.1%増)へ、純利益を380億円から420億円(同1.6%減)へ上方修正したことが好感された。FPD関連分野や半導体関連分野の設備投資が堅調に推移すると見込まれるほか、デジタルソリューションズ事業で、半導体市場やファクトリーオートメーション市場の好調継続が見込まれることが要因。また、引き続きEUV関連市場の需要拡大が見込まれることも寄与する。なお、想定為替レートは1ドル=120円から122円へ、1ユーロ=130円から132円へ見直した。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1456億4800万円(前年同期比10.1%増)、営業利益153億5700万円(同23.1%減)、純利益118億6600万円(同25.2%減)だった。

■リンガーハット <8200>  2,380円  +19 円 (+0.8%)  本日終値
 リンガーハット<8200>は小幅続伸。午後2時30分ごろに発表した7月度の月次情報で、純既存店売上高が前年同月比5.6%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力の「リンガーハット」が同4.0%増、「濵かつ」も同12.1%増とともに伸長したことが寄与した。なお、全店売上高は同4.9%増だった。

■BASE <4477>  335円  -57 円 (-14.5%)  本日終値
 BASE<4477>が急反落。4日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高48億700万円(前年同期比2.6%増)、営業損益8億6900万円の赤字(前年同期2億7000万円の赤字)、最終損益9億2100万円の赤字(同2億4600万円の赤字)となり、営業赤字幅が拡大したことが嫌気された。リオープニングに伴うオフライン消費の回復により、想定以上にオンライン消費が減速し、BASE事業の流通総額が伸び悩んだ。また、月額有料プランの導入により、サービス利用料及び決済手数料が減少したことも響いた。なお、22年12月期通期業績予想は引き続き非開示としている。

■シスメックス <6869>  8,241円  -1,055 円 (-11.4%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 シスメックス<6869>が大幅安。4日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表。営業利益が前年同期比25.3%減の110億5300万円と大幅減益で着地しており、これを嫌気した売りが出たようだ。新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動制限の影響があった前年同期からの反動で販管費が増加したほか、積極的な開発投資によって研究開発費が増加し、利益を押し下げた。一方、国内外ともに販売が堅調だったことから、売上高は同8.4%増の860億2900万円と増加した。

■フォースタートアップス <7089>  2,794円  +500 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値
 フォースタートアップス<7089>が、500円高はストップ高に買われた。4日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、営業利益は1億8900万円で着地した。単純比較はできないものの、単独決算だった前年同期の水準(1億4100万円)から大幅に増加しており、これが好感されたようだ。売上高は7億900万円(前年同期単独5億2500万円)だった。スタートアップや成長企業向けの人材支援サービスが好調だったほか、ベンチャー企業のデータベース「STARTUP DB」を活用したサービスが堅調に推移した。なお、通期の増収減益見通しは据え置いている。

●ストップ高銘柄
 光・彩 <7878>  3,940円  +700 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 アイロムグループ <2372>  2,381円  +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 BEENOS <3328>  2,048円  -500 円 (-19.6%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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