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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):キッコマン、日本製鉄、HOYA

キッコマン <日足> 「株探」多機能チャートより
■キッコーマン <2801>  8,620円  +730 円 (+9.3%)  本日終値
 キッコーマン<2801>が一時900円高の8790円と異彩を放つ上げ足をみせた。同社は4日取引終了後、これまでウクライナ情勢などに伴う先行き不透明感から開示を見送ってきた23年3月期業績見通しを発表した。最終利益は前期比4.6%増の407億円と今期も増益基調を維持する見通しとなったことで、これを材料視する買いを呼び込んだ。業績予想には原料高を価格転嫁しやすい食品セクターの強みが反映されている。株式需給面でショートカバーを誘発した可能性もあるが、直近信用倍率は0.8倍台、日証金でも貸借倍率が0.17倍と売り長ながら残高水準的には低い。ただ市場筋によると、「機関投資家による貸株を調達した空売りが入っていたフシがある。原料コスト上昇で最終減益を見込んでいたところに増益予想を出してきたことで、慌てて買い戻したというのが急騰の背景ではないか」(中堅証券ストラテジスト)としていた。

■日本製鉄 <5401>  2,085円  +160 円 (+8.3%)  本日終値
 日本製鉄<5401>が急反発。4日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表。売上収益が前年同期比27.7%増の1兆9191億円、純利益が同42.5%増の2309億7200万円で着地しており、これを評価した買いが入ったようだ。製鉄事業における在庫評価差が業績押し上げ要因。あわせて、これまで未定としていた23年3月期通期の見通しを開示。売上収益を前期比17.5%増の8兆円、純利益を同5.9%減の6000億円と増収減益になる見通しを示した。前年度比で生産・出荷数量の減少が見込まれるものの、原燃料などの外部コストの上昇を販売価格に反映し、適正マージンの確保を図っていく方針。

■クスリアオキ <3549>  6,050円  +420 円 (+7.5%)  本日終値
 4日に発表した「7月既存店売上高は5%増」が買い材料。
 7月既存店売上高は5%増。

■丸紅 <8002>  1,311.5円  +71.5 円 (+5.8%)  本日終値
 丸紅<8002>は急伸。午前11時ごろ、23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、純利益は前年同期比79.8%増の2016億2900万円だった。通期計画に対する進捗率をみると50.4%に達しており、過去5年平均の水準(28.9%)を大きく上回ったことから、これを好感した買いが流入したようだ。収益も同36.4%増の2兆9103億円と増加した。旺盛な農業資材需要を追い風にアグリ事業が好調だったほか、商品価格の上昇によって金属やエネルギー事業が伸び、全体業績を押し上げた。

■セーレン <3569>  2,063円  +110 円 (+5.6%)  本日終値
 セーレン<3569>は4日ぶりに反発。4日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を150万株(発行済み株数の2.8%)、または30億円としており、取得期間は22年8月5日から23年8月4日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るためという。あわせて23年3月期の連結業績予想について、営業利益を125億円から115億円(前期比5.5%増)へ引き下げる一方、純利益を88億円から90億円(同5.2%増)へ上方修正した。エネルギーや原材料価格、物流費の高騰の影響を受けるものの、円安進行による為替差益が発生し最終利益を押し上げる。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、営業利益29億2400万円(前年同期比10.4%減)、純利益27億700万円(同10.1%増)だった。

■太平電業 <1968>  3,130円  +157 円 (+5.3%)  本日終値
 4日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は12%増益で着地」が好感された。
 太平電業 <1968> [東証P] が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比12.5%増の39.4億円に伸び、通期計画の82億円に対する進捗率は48.1%に達し、5年平均の26.2%も上回った。
  ⇒⇒太平電業の詳しい業績推移表を見る

■HOYA <7741>  14,685円  +730 円 (+5.2%)  本日終値
 HOYA<7741>が大幅高で3日続伸。4日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1801億7900万円(前年同期比14.0%増)、純利益483億5800万円(同17.2%増)と2ケタ最終増益となったことが好感された。情報・通信事業で、ハードディスク用ガラスサブストレートの2.5インチ製品の特需がなくなったものの、EUV向けを含む先端品における活発な研究開発や量産開始を背景に半導体用マスクブランクスが大幅に伸長した。また、FPD用フォトマスクもスマートフォン用高機能ディスプレーの受注獲得などがあり好調に推移した。同時に、未開示としていた第2四半期累計(4~9月)連結業績予想を発表しており、為替レートを1ドル=125円、1ユーロ=135円を前提に、売上高3600億円(前年同期比12.3%増)、純利益905億円(同7.5%増)を見込む。引き続き半導体用マスクブランクスなどに対する堅調な需要を見込む。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高のみ7300億円(前期比10.4%増)と発表している。あわせて、上限を520万株(発行済み株数の1.44%)、または600億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は8月5日から10月20日まで。更に、8月16日付で自社株470万3700株(発行済み株数の1.30%)を消却すると発表している。

■ビーエンジ <4828>  2,602円  +127 円 (+5.1%)  本日終値
 4日に決算を発表。「上期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 ビジネスエンジニアリング <4828> [東証P] が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.3倍の8.5億円に急拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の12.3億円→14.3億円(前年同期は11.6億円)に16.3%上方修正し、増益率が6.0%増→23.3%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒ビーエンジの詳しい業績推移表を見る

■日本通信 <9424>  213円  +9 円 (+4.4%)  本日終値
 日本通信<9424>がカイ気配で始まり3日続伸、75日移動平均線をサポートラインに200円近辺でのもみ合いを続けてきたが、足もと満を持して上放れる様相をみせている。同社は他社から通信回線を借り受けて高付加価値サービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)の草分けだが、業績は前期を境に急回復に転じている。低価格プランを武器に個人向け需要を開拓しているほか、法人向けも堅調で原価率改善など採算性も高まっている。4日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比6.6倍の1億5800万円と高変化を示しており、これを材料視する買いが優勢となっている。株価は低位に位置するが、出来高流動性に非常に富んでいるのが特徴で、個人投資家を中心に短期値幅取りを狙った投資資金の流入が顕著だ。

■極洋 <1301>  3,675円  +150 円 (+4.3%)  本日終値
 極洋<1301>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう午前11時30分ごろ、23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比68.2%増の24億3200万円となり、通期計画70億円に対する進捗率は34.7%に達した。売上高は同11.6%増の652億8200万円で着地。業務ルートを中心にエビの原料・加工品や魚卵の販売が伸長したほか、輸入冷凍クロマグロ・インドマグロの取り扱いが増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

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