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【材料】富士通が大幅続落、部材供給不足の影響で第1四半期は2割を超える営業減益

富士通 <日足> 「株探」多機能チャートより
 富士通<6702>が大幅続落している。7月29日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、営業利益256億200万円(前年同期比24.1%減)、純利益172億8300万円(同28.5%減)と2割を超える大幅減益となったことが嫌気されている。

 半導体部品などのデバイス事業が伸び、売上高は8188億6200万円(同2.1%増)と増収となったものの、供給網の混乱による部品不足が影響し減益を余儀なくされた。また、商談ミックスによる一時的な利益率の悪化も響いた。

 23年3月期通期業績予想は、売上高3兆7200億円(前期比3.7%増)、営業利益4000億円(同82.5%増)、純利益2800億円(同53.3%増)の従来見通しを据え置いた。ソリューション・サービスなどの受注は順調なことから第2四半期以降に利益が積み上がるとしている。

出所:MINKABU PRESS

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