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【市況】26日の株式相場見通し=一進一退か、FOMCを前に強弱観対立

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は強弱観が対立、売り買い交錯のなか日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退の展開か。前日の米国株市場では主要株価指数が狭いゾーンでのもみ合いで高安まちまちの展開となり、NYダウは反発したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はマイナス圏で着地した。あすのFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見にマーケットの関心が高い。これを見極めたいとの思惑から売り買いともにポジションを一方向に傾ける動きは見られず、方向感に乏しい地合いだった。東京市場でもこの流れを引き継ぎそうだ。ただ、前日に日経平均は8日ぶりに反落となったものの、押し目買いニーズも旺盛で下値抵抗力を発揮して下げ幅は200円強にとどまった。いったん円を買い戻す動きが顕在化した外国為替市場でも、きょうは再び円安方向に振れていることで、輸出セクター中心に追い風となりやすい。個別には徐々に本格化する企業の決算発表を横目に好決算銘柄に対するマーケットの視線が集まりやすい。

 25日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比90ドル75セント高の3万1990ドル04セントと反発。ナスダック総合株価指数は同51.445ポイント安の1万1782.667だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(6月開催分)、企業向けサービス価格指数、40年物国債の入札など。海外では5月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、6月の米新築住宅販売件数、7月の米消費者信頼感指数、米5年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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