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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 KOA、インソース、WSCOPE (25日大引け後 発表分)

KOA <日足> 「株探」多機能チャートより

 25日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 KOA <6999> [東証P]  ★今期経常を48%上方修正、配当も10円増額
 ◆23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比71.9%増の34.5億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の69億円→102億円に47.8%上方修正し、増益率が0.6%増→48.7%増に拡大する見通しとなった。
  半導体不足や中国ロックダウンの影響で自動車向けの需要は弱含みで推移するものの、為替の円安進行や製品ミックス効果、原価改善などで採算が大きく上向く。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前期は36円)に増額修正した。

 CIJ <4826> [東証P]  ★前期経常を一転15%増益に上方修正
 ◆22年6月期の連結経常利益を従来予想の13億円→16億円に23.5%上方修正。従来の6.9%減益予想から一転して15.0%増益見通しとなった。公共分野や製造業分野の受注が堅調に推移するなか、想定以上の高収益案件を獲得したことやコスト削減などで採算が大きく改善した。

 川岸工 <5921> [東証S]  ★今期経常を50%上方修正
 ◆22年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→15億円に50.0%上方修正。減益率が51.0%減→26.5%減に縮小する見通しとなった。工場の稼働率向上や収益認識基準の適用により、売上高が計画を上回ることが寄与。前期に受注した好採算な工事案件も上振れに貢献する。

 インソース <6200> [東証P]  ★今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年9月期の連結経常利益を従来予想の26億円→31.9億円に22.7%上方修正。増益率が7.6%増→32.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。講師派遣型研修事業で高単価の民間研修やDX研修の実施回数が増加していることが要因。テキスト作成などの業務効率化に加え、人件費が想定を下回ることも上振れにつながる。

 WSCOPE <6619> [東証P]  ★上期経常を2.7倍上方修正、通期も増額
 ◆22年12月期上期(1-6月)の連結経常損益を従来予想の13億円→35億円に2.7倍上方修正。民生系用途、車載系用途ともに主要顧客の需要が安定して伸び、販売数量が計画を上回ったことが寄与。円安効果に加え、生産性の改善による原価低減なども上振れに貢献した。
  併せて、通期の連結経常損益も従来予想の40億円→60億円に50.0%上方修正し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 アンビスHD <7071> [東証S]  ★今期最終を20%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年9月期の連結最終利益を従来予想の33億円→39.7億円に20.4%上方修正。増益率が25.7%増→51.3%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。第3四半期まで既存施設、新規施設ともに稼働率が想定を上回ったことに加え、稼働率予測に基づく人員管理の実施により、人件費比率が低い水準で推移していることが要因。

 キヤノンMJ <8060> [東証P]  ★今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
 ◆22年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比32.0%増の284億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の430億円→470億円に9.3%上方修正。増益率が4.6%増→14.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ミラーレスカメラや交換レンズ、付加価値の高いITソリューション、産業機器が好調に推移していることが要因。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は75円)に増額修正した。

 エリアリンク <8914> [東証S]  ★今期経常を15%上方修正、配当も14円増額
 ◆22年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の32億円→36.7億円に14.7%上方修正。増益率が6.3%増→22.0%増に拡大する見通しとなった。上期に稼働率上昇による賃料収入の増加や広告宣伝費の抑制などでストレージ事業の収益性が改善したことに加え、土地権利整備事業の利益率が向上していることが上振れの要因。
  併せて、期末一括配当を従来計画の50円→64円(前期は47円)に増額修正した。

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