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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):リックソフト、サイエンスA、ガーラ

リックソフト <日足> 「株探」多機能チャートより
■HIOKI <6866>  5,960円  -450 円 (-7.0%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 15日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は14%減益」が嫌気された。
 HIOKI <6866> [東証P] が7月15日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比5.3%増の34億円に伸びたが、通期計画の72億円に対する進捗率は47.2%にとどまり、5年平均の55.2%も下回った。
  ⇒⇒HIOKIの詳しい業績推移表を見る

■ISID <4812>  4,190円  -85 円 (-2.0%)  本日終値
 ISID<4812>が反落。15日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が590億円から614億5800万円(前年同期比13.2%増)へ、営業利益が71億円から96億3400万円(同47.6%増)へ、純利益が50億円から70億2800万円(同60.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。業績の上振れ着地は、4つの事業セグメント全てが予想を上回ったことに加えて、販管費が計画を下回ったことが寄与したという。

■東京エレクトロン <8035>  43,000円  -40 円 (-0.1%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>はやや売り優勢。4万2000円台で売り物をこなしている。前日の米国株市場では半導体関連株が売り買い交錯の展開となり、エヌビディア<NVDA>が上昇したものの、アプライド・マテリアルズ<AMAT>がマイナス圏で引けるなど高安まちまちの展開となった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日ぶりに小幅反落している。これを受けて東京市場でも半導体セクターは強気と弱気が入り乱れる状況にある。ただ、半導体製造装置の最大手でシンボルストック的位置づけにある同社株には、6月中旬以降の急落で値ごろ感が意識されており、一部海外投資家の買い戻しや個人投資家資金の押し目買いなどが観測されている。

■リックソフト <4429>  1,736円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 リックソフト<4429>がストップ高。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高15億6200万円(前年同期比72.2%増)、営業利益1億6800万円(同2.1倍)、純利益1億3300万円(同2.3倍)と大幅増益となったことが好感された。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の流れの加速を受けて、ライセンス&SIサービスで大型案件のアップグレードや新規案件が増加し、売上高は期初予想を大きく上回った。一方、販管費は想定通りの抑制効果もあり、大幅増益となった。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高50億100万円(前期比16.1%増)、営業利益4億5100万円(同3.1%増)、純利益3億800万円(同5.6%減)の従来見通しを据え置いている。

■サイエンスアーツ <4412>  2,661円  +360 円 (+15.7%) 一時ストップ高   本日終値
 サイエンスアーツ<4412>は急騰。同社は法人向けにサブスクリプション型の通話アプリを展開するが、顧客の開拓が進むなか足もとの業績は好調に推移している。前週末15日取引終了後に発表した22年8月期第3四半期決算は営業損益が400万円の黒字と小幅ながら赤字から脱却、これを材料視する買いを誘導した。通期営業損益は6000万円の赤字を計画しているが、第3四半期時点の業績を受けて上方修正に向けた期待が高まりそうだ。

■ガーラ <4777>  754円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 ガーラ<4777>がストップ高。同社は15日、子会社が開発し、6月14日からグローバルサービスを開始したHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の登録者数が100万人を突破したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。フリフユニバースは、HTML5ゲームとして開発され、ユーザーはアプリのダウンロードが不要でパソコンやモバイルのWeb環境でゲームを簡単に楽しむことができる。なお、今後はNFTゲーム/ブロックチェーンゲームとしてサービス提供を予定しているという。

■サイバーステップ <3810>  755円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 15日に決算を発表。「前期最終は赤字拡大で着地・3-5月期(4Q)最終は赤字縮小、今期業績は非開示」が好感された。
 サイバーステップ <3810> [東証S] が7月15日大引け後(15:30)に決算を発表。22年5月期の連結最終損益は20.9億円の赤字(前の期は11.5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。なお、23年5月期の業績見通しは開示しなかった。
  ⇒⇒サイバーステップの詳しい業績推移表を見る

■KeyHolder <4712>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 KeyHolder<4712>はストップ高。前週末15日の取引終了後、22年12月期の業績予想について、売上高を160億円から200億円(前期比19.1%増)へ、営業利益を8億5000万円から15億円(同2.0倍)へ、純利益を7億5000万円から13億円(同2.8倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。大型催事における入場者数の制限緩和などの事業環境の改善を背景に、乃木坂46に係る周年イベントが想定を上回る実績で推移し、SKE48など既存IPコンテンツも活躍を図れたことが要因。また、連結子会社FA Projectに7月31日付でインターネット広告事業及びインターネットメディア事業に関する権利義務の一部が加わり、事業規模が拡大することも寄与する。

■ココナラ <4176>  572円  +69 円 (+13.7%)  本日終値
 ココナラ<4176>は急反発。前週末15日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を36億5000万円から38億2000万円へ、営業損益を12億9000万円の赤字から5億8000万円の赤字へ、最終損益を12億9200万円の赤字から5億6000万円の赤字へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。プロダクト機能開発への注力及びマーケティング施策強化により流通高は順調に推移し売上高が拡大することに加えて、一時的にテレビCMへの投下を停止したことに伴い費用が減少することが要因。また、「ココナラ法律相談」の有料登録弁護士数が拡大し、広告収入は順調に推移していることも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)決算は、売上高27億8700万円、営業損益3億9200万円の赤字、最終損益3億8200万円の赤字だった。なお、今期から連結決算に移行したため、前期との比較は記載しないとしている。

■幸和製作所 <7807>  694円  +70 円 (+11.2%) 一時ストップ高   本日終値
 幸和製作所<7807>が急伸。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で営業利益が2億2700万円(前年同期比3.2%増)となり、上期計画の営業利益1億2900万円を上回ったことが好感された。会計基準の変更に伴い前年同期との増減率はないものの、売上高は歩行車「シトレア」の売り上げが好調に推移した結果、16億8300万円と前年同期実績を上回った。これに加えて、前期から続いて固定費抑制を推進したことも寄与した。なお、営業外費用として支払利息600万円や為替差損3500万円などを計上したことで、純利益は1億3700万円(同4.1%減)となった。23年2月期通期業績予想は、売上高58億9800万円、営業利益2億9900万円(同49.3%減)、純利益1億6800万円(同58.0%減)の従来見通しを据え置いている。

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