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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、原油価格の下げ止まりや株高は支援材料に


■強含み、雇用改善を意識した買いが入る

今週の豪ドル・円は強含み。中国での新型コロナウイルス感染再拡大を受けた規制強化思惑が浮上し、景気減速による資源需要の後退懸念が豪ドルへの売り圧力を強めた。しかし、6月雇用統計で、失業率は予想以上に低下し、雇用者数は増加したことを受けて、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:91円96銭-94円27銭

■底堅い展開か、原油価格の下げ止まりや株高は支援材料に

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。雇用情勢の改善は豪準備銀行(中央銀行)による「今後数カ月の金融情勢の正常化に向けさらなる対応」を後押しする。原油価格の下げ止まりや主要国の株高は豪ドル買い材料となるが、日本銀行が現行の金融緩和策を長期間維持するとの見方も豪ドル・円相場を下支えすることになりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:豪準備銀行7月理事会議事要旨
・20日:ロウ豪準備銀行総裁講演

予想レンジ:92円50銭-95円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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