市場ニュース

戻る
 

【材料】<注目銘柄>=オービス、木材価格高騰による販売価格への転嫁進む

オービス <日足> 「株探」多機能チャートより
 オービス<7827>は木材事業が主力で、世界的な需給逼迫を背景とした輸入木材の価格高騰(いわゆるウッドショック)に対して販売価格への転嫁が進んでいることに注目したい。

 また、国産杉の背板を利用したCLT材(クロス・ラミネイティド・ティンバー)や建築用ラミナ材向けへの供給による販路の拡大が福山工場の原木消化量を増加させ、単位当たりの製造コストが低下していることも利益の押し上げ要因。こうしたことを背景に、6月14日には22年10月期通期の単独経常利益予想を従来の3億9900万円から6億3700万円(前期比2.7倍)に引き上げている。

 株価は6月15日に年初来高値1340円をつけ、その後は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調。PERやPBRには割安感もあり、時価は押し目買い好機といえそうだ。(参)

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均