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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 こう着感を強めてくる可能性あるが、25日線水準で底堅い動きならロングは入りやすい


 日経225先物は11時30分時点、前日比310円高の2万6800円(+1.17%)前後で推移。寄り付きは2万6590円とシカゴ日経平均先物(2万6650円)にサヤ寄せする形で、買い先行で始まった。その後、2万6520円まで上げ幅を縮める場面もあったが、2万6500円水準での底堅さが意識されるなか、リバウンド基調を強めた。前場半ばには25日移動平均線が位置する2万6680円辺りで強弱感が対立する場面もあったものの、この水準を上放れたことでショートカバーが一段と強まり、前引けにかけては一時2万6860円と権利行使価格の2万6875円に迫った。

 日経225先物は、ETFに絡んだ売り需要が警戒され、次第にこう着感の強い値動きも想定されていたなかで、意外な上昇となった。SQ値は概算で2万6659円58銭となり、寄り付き直後にタッチした後は心理的な抵抗線として意識される場面も見られた。この水準を突破してきたことで、短期筋のショートカバーを誘った面もあるだろう。

 さすがに後場はETFに絡んだ売り需要に加え、米国の雇用統計の発表を控えていることもあり、こう着感を強めてくる可能性はある。ランチタイムで急速に上げ幅を縮めてきたことも手掛けづらさにつながろう。ただし、25日線水準で底堅い値動きを見せてくるようだと、押し目待ちのロングの動きは水準を切り上げてくる可能性がありそうだ。

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