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【材料】三菱重は切り返しへ、防衛とクリーンエネの2大国策テーマで存在感

三菱重 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱重工業<7011>が3日ぶりに反発。前週は大きく値を崩し、週間でプライム市場の大型株のなかで値下がり率首位となるなど、大口の売りに晒される展開となった。同社株は年初から一貫した上昇トレンドを形成しその強さが話題となっていただけに注目を浴びたが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線を下ヒゲで下回る水準まで売られたことで、目先は値ごろ感からの買い戻しや押し目買いが活発化している。

 世界的な防衛費増強の動きを背景に、日本でも岸田首相がバイデン米大統領との首脳会談後に防衛費の大幅増額について約束、これを受け防衛省との取引額で群を抜く同社株に追い風材料となっていた。また、クリーンエネルギー関連としても注目されており、直近では前週23日に、再生可能エネルギーから水素を製造する装置を手掛ける米新興企業に欧米5社と共同で出資することを発表、同分野での新たな展開に思惑が浮上している。

出所:MINKABU PRESS

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