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【市況】日経平均VIは上昇、株価にらみながら市場心理も揺れる展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.25(上昇率1.03%)の24.46と上昇している。なお、今日ここまでの高値は24.98、安値は23.56。

警戒感が強かったパウエル議長の議会証言を無難に通過しことで、市場では安心感が広がる一方、米景気の先行き懸念が根強く、市場心理は株価をにらみながら揺れる状況となっている。こうした中、今日の東京株式市場は売り買い交錯で始まった後は買い優勢の展開となり日経225先物は上昇し、日経VIは低下した。しかし、買い一巡後、午前の中頃からは売りに押される展開で、日経225先物は昨日終値を下回る場面があり、こうした値動きを受け、日経VIは上昇に転じて推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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