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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Oak、Tワークス、カヤック

Oak <日足> 「株探」多機能チャートより
■Oak キャピタル <3113>  74円  +4 円 (+5.7%)  本日終値
 Oak キャピタル<3113>が急反発。前週末17日の取引終了後、25年3月期に営業利益15億~21億円(22年3月期10億3400万円の赤字)を目指す中期経営計画を発表しており、これが好材料視された。各事業会社の収益力強化によるグループ収益力の向上を図るほか、早期の復配に向けた収益・構造改革を進めるとしている。

■トレードワークス <3997>  1,249円  +34 円 (+2.8%)  本日終値
 トレードワークス<3997>が大幅続伸。前週末17日の取引終了後、医療系ロボットなど医療機器の研究開発・製造・販売を行うリバーフィールド(東京都新宿区)と資本提携することで合意したと発表しており、これが好感された。両社は5月23日に業務提携契約を締結しているが、資本提携を機に医療機器開発におけるシステム構築への協力体制及び医療分野での事業拡大を図るのが狙い。リバーフィールドが実施する第三者割当増資を引き受けるとしている。

■カヤック <3904>  801円  +15 円 (+1.9%)  本日終値
 カヤック<3904>が大幅高で6日ぶりに反発。この日、子会社カヤックアキバスタジオがAKIBA観光協議会と共同で、「AKIBA EDEN」のベータ版をリリースしたと発表しており、これが好材料視された。「AKIBA EDEN」は、WEB3.0時代を見据え、版権元とアーティスト/クリエイターが協働し、日本から世界へオタクカルチャーのさまざまなIPやコンテンツを生み出していく完全招待制/登録制の総合クリエイターネットワーク。これまで、ファンアートや同人といった二次創作は、ファン活動の一環として版権元に許諾を取らず黙認されているケースがほとんどで、版権元が二次創作ガイドラインを示し、商用・非商用問わず二次創作が許諾されるケースも出ているものの、ガイドラインを侵害するリスクもあり、商品化が難しい現状だった。「AKIBA EDEN」は、登録しているクリエイターが商用・非商用ともに自由に表現活動を行えるよう、版権元と直接協議しながら、正式に二次創作を許諾する仕組みを導入するとしており、第1弾はアニメ界の始祖「鉄腕アトム」をテーマに二次創作をしたいアーティストやクリエイターを募集するとしている。

■アール・エス・シー <4664>  423円  +6 円 (+1.4%)  本日終値
 アール・エス・シー<4664>が高い。きょう午後1時ごろ、警備業務を受託している大型複合施設「サンシャインシティ」(東京都豊島区)でセキュリティーロボットを活用したサービスを開始すると発表。この取り組みは2月にセコム<9735>との間で合意した内容に基づくもので、セコムからセキュリティーロボット「cocobo(ココボ)」の提供を受けてサービスを始める。会社側では、セコム以外の警備会社による「cocobo」を活用した警備提供は初としている。

■アスカネット <2438>  985円  +13 円 (+1.3%)  本日終値
 アスカネット<2438>が続伸。前週末17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の1.19%)、または2億円としており、取得期間は6月20日から10月31日まで。株主還元の充実を図るとともに、経営環境の変化に対応し機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的としている。

■シャノン <3976>  1,155円  +9 円 (+0.8%)  本日終値
 シャノン<3976>が後場プラスに転じた。正午ごろ、「第2四半期決算に関連した質問への回答」のリリースを発表しており、なかでメタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」のビジネス規模について、24年10月期に売上高20億円を目指すとしたことが好材料視されたようだ。また、今後の海外展開も想定しているとしている。

■アルファクス <3814>  410円  +2 円 (+0.5%) 一時ストップ高   本日終値
 アルファクス・フード・システム<3814>が反発。19日付の日本経済新聞朝刊で「ファミレスチェーン最大手のすかいらーくホールディングスは、2022年末までに主力業態の『ガスト』や『バーミヤン』など800店舗以上で無人のセルフレジを導入する」と報じられたことを受けて、すかいらーくホールディングス<3197>傘下の和食レストラン「夢庵」にテーブルオーダーシステムを納入したことのある同社に思惑的な買いが入ったようだ。

■極楽湯ホールディングス <2340>  288円  +1 円 (+0.4%)  本日終値
 極楽湯ホールディングス<2340>はしっかり。前週末17日の取引終了後、未定としていた22年3月期連結業績について、売上高が100億3000万円(前の期比14.4%増)、営業損益5億7000万円の赤字(前の期15億2400万円の赤字)、最終損益12億円の赤字(同30億8100万円の赤字)と営業赤字縮小で着地したようだと発表しており、これが好感された。中国上海市の現地従業員が出社して決算作業を進めることが可能となったことから業績を算定したという。国内は、緊急事態宣言が発令された影響などはあるものの、前の期に比べて制限が緩和されていたことに加え、消費マインドが緩やかに回復。また、中国では一部直営店が営業再開し近郊のレジャー需要が高まったことや、為替が円安に推移したことも寄与した。

■東京ボード工業 <7815>  627円  +2 円 (+0.3%)  本日終値
 東京ボード工業<7815>が反発。前週末17日の取引終了後、佐倉工場(千葉県佐倉市)の建設に関連して、佐倉市からの6900万円の企業誘致促進助成金を第1四半期(4~6月)業績に営業外収入として計上すると発表しており、これが好材料視された。

■サンオータス <7623>  422円  -75 円 (-15.1%)  本日終値
 サンオータス<7623>が急反落。前週末17日の取引終了後に23年4月期業績予想を発表し、売上高を前期比2.2%増の165億円、営業利益を同3.5%増の3億円とした。前期に続き増収増益となる見通しを示したものの、好材料出尽くしとの見方から売りが優勢となった。年間配当予想は前期比2円増の17円を見込む。同時に発表した22年4月期決算は、売上高が前の期比9.6%増の161億3900万円、営業利益が同37.1%増の2億8900万円だった。石油製品やカーケア商品の販売を行う主力のエネルギー事業でガソリンや軽油の販売数量が増加したほか、原油価格の上昇によって販売価格が上昇し大幅な増収となった。

●ストップ高銘柄
 マツモト <7901>  14,690円  +6,000 円 (+69.0%) ストップ高   本日終値
 スポーツフィールド <7080>  3,025円  +500 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 キャンバス <4575>  545円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 木徳神糧 <2700>  5,680円  +700 円 (+14.1%) ストップ高   本日終値
 マルヨシセンター <7515>  3,470円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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