【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 三井ハイテク、オハラ、神島化 (10日大引け後 発表分)
三井ハイテク <日足> 「株探」多機能チャートより
10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
三井ハイテク <6966> [東証P] ★2-4月期(1Q)経常は3倍増益で着地
◆23年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の81.6億円に急拡大して着地。車載向けを中心とした半導体用リードフレームや電動車向け駆動・発電用モーターコアの販売が大きく伸びたことが寄与。為替差益が急増したことも利益を押し上げた。
第1四半期実績だけで、通期計画の205億円に対する進捗率は39.8%に達しており、業績上振れが期待される。
神島化 <4026> [東証S] ★今期経常は6%増で26期ぶり最高益、4円増配へ
◆22年4月期の経常利益(非連結)は前の期比33.4%増の20.8億円に拡大して着地。続く23年4月期も前期比5.6%増の22億円に伸びを見込み、26期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は建材事業で高級軒天ボードなど高付加価値製品の推進に注力するほか、化成品事業では大型設備投資による拡販を見込む。原材料・エネルギー価格の高騰には原価低減や生産性の向上、価格転嫁で対応する方針。
併せて、今期の年間配当は前期比4円増の40円に増配する方針とした。
ユークス <4334> [東証S] ★2-4月期(1Q)経常は62%増益・上期計画を超過
◆23年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比62.4%増の3億5900万円に拡大して着地。米国プロレス団体から開発受託したゲームが引き続き順調に進捗したほか、複数タイトルの受託ソフトなどその他のプロジェクトも進み、88.5%の大幅増収を達成したことが寄与。
上期計画の7300万円を大幅に上回っており、業績上振れが期待される。
オハラ <5218> [東証S] ★今期経常を15%上方修正、配当も5円増額
◆22年10月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→27億円に14.9%上方修正。増益率が35.6%増→55.8%増に拡大する見通しとなった。デジタルカメラ向け光学ガラスや半導体露光装置向けガラスの需要が堅調に推移するなか、円安による為替差益の発生などが利益を押し上げる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前期は15円)に大幅増額修正した。
トーホー <8142> [東証P] ★今期経常を2.1倍上方修正、配当も5円増額
◆23年1月期の連結経常同利益を従来予想の6.5億円→13.5億円に2.1倍上方修正。増益率が3.7倍→7.6倍に拡大する見通しとなった。全国的なまん延防止等重点措置が3月に解除されて以降、外食産業の景況感が徐々に上向くなか、主力とする業務用食品卸売事業の業績改善が進んでいることが要因。
併せて、年間配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に増額修正した。
株探ニュース