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【材料】エイケン工業が反落、フィルター輸出の苦戦や原材料価格上昇で上期営業利益38%減

エイケン工業 <日足> 「株探」多機能チャートより
 エイケン工業<7265>が反落している。6日の取引終了後に発表した第2四半期累計(21年11月~22年4月)単独決算が、売上高33億6200万円(前年同期比0.6%減)、営業利益2億1100万円(同37.7%減)、純利益1億6000万円(同35.0%減)と大幅営業減益となったことが嫌気されている。

 主力のフィルター部門において、国内は付加価値の高い大型車用フィルターや既存品と差別化した高性能オイルフィルター、プレス部品の拡販が寄与したものの、輸出ではコンテナ不足やロシア・ウクライナ情勢などに伴う物流の混乱により一部で出荷不能となる状況が発生した。また、原材料価格が上昇したことも響いた。

 なお、22年10月期通期業績予想は、売上高63億6000万円(前期比6.5%減)、営業利益3億3000万円(同41.9%減)、純利益2億4400万円(同42.5%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

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