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【市況】東京株式(前引け)=続伸、押し目買いで朝安後に切り返す展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前営業日比82円69銭高の2万7844円26銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億237万株、売買代金概算は1兆1315億円。値上がり銘柄数は901、対して値下がり銘柄数は840、変わらずは96銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米株安を引き継いで日経平均は朝方安く始まったが、寄り後早々に押し目買いが入り下げ渋る展開となった。前場後半は一段と買いに厚みが増し上昇に転じ、前引けは高値圏で着地している。外国為替市場では日米金利差を背景にドル買いの動きが活発化し、1ドル=131円近辺まで円安が進む場面があり、これがハイテク株など輸出セクターに追い風となった。また、アジア株市場が総じて堅調な動きをみせているほか、米株価指数先物も上昇基調にあることで、市場のセンチメントが改善した。もっとも個別株は高安まちまちで、値上がり銘柄数は全体の半分程度にとどまっている。

 個別では東京エレクトロン<8035>が高く、売買代金首位のレーザーテック<6920>も売り物をこなし頑強な動き。三菱重工業<7011>が買い優勢で、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が値を飛ばした。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。アインホールディングス<9627>が急騰、日本駐車場開発<2353>も商いを伴い大幅高。半面、川崎汽船<9107>が軟調、ソニーグループ<6758>も売りに押された。リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、レノバ<9519>も安い。アイ・アールジャパンホールディングス<6035>がストップ安ウリ気配、TOKYO BASE<3415>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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