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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万6750円~2万7000円でのレンジ推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の2万6770円(+0.60%)前後で推移。寄り付きは2万6970円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6960円)にサヤ寄せしギャップアップで始まると、一時2万7020円まで買われた。米エヌビディア<NVDA>の上昇を受けて、前日に上値の重荷となっていた東京エレクトロン <8035> [東証P]などが買い直されており、日経平均株価をけん引する格好だった。ただし、これまで同様、2万7000円水準では上値の重さが意識され、買い一巡後は利食い優勢により、前引けにかけて2万6750円まで上げ幅を縮めた。

 日経225先物は2万7000円水準での上値の重さは想定内であり、買い一巡後は利食い優勢となった。もっとも、オプション権利行使価格の2万6875円を中心に、上下の権利行使価格である2万6750円~2万7000円のレンジ内である。レンジ上限を試した後に、レンジ下限まで調整したことで、後場はややリバウンドが意識されそうだ。ただし、今晩の米国ではカジュアル衣料のギャップ<GPS>の時間外の下落影響や個人消費支出などの経済指標の発表を控えているため、積極的な売買は手控えられよう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.21倍に上昇した。東京エレクトロンやソフトバンクグループ <9984> [東証P]の強い値動きにより、日経平均型優位の状況である。

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