【材料】IHIが大幅続伸、大気汚染物質を抑制した火力発電用ボイラ向けバーナのアンモニア専焼に成功
IHI <日足> 「株探」多機能チャートより
新たなエネルギーとして注目されているアンモニアは、多量の窒素分を含んでいるため、燃焼する際にはNOxの排出濃度が上昇する懸念があるほか、難燃性であるため安定燃焼が課題となっていた。同技術では、バーナの構造やアンモニアの供給方法を工夫することで石炭専焼時と同程度にNOxの排出濃度を抑制すると同時に、有毒な未燃アンモニアの発生を抑制するアンモニア専焼に成功したという。今後は、バーナ構造の改善やボイラ性能に与える影響の評価を実施し、25年の専焼バーナの実証試験を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS