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【材料】任天堂の23年3月期は減収減益見通し、1株から10株への株式分割なども発表

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>がこの日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高1兆6000億円(前期比5.6%減)、営業利益5000億円(同15.6%減)、純利益3400億円(同28.8%減)を見込むとした。

 主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」本体の販売台数を2100万台(前期比8.9%減)、ソフトウェアの販売本数を2億1000万本(同10.7%減)と予想している。想定為替レートは1ドル=115円(前期121円83銭)、1ユーロ=125円(同135円41銭)。なお、配当予想は未定(前期2030円)とした。

 22年3月期決算は、売上高1兆6953億円(前の期比3.6%減)、営業利益5927億6000万円(同7.5%減)、純利益4776億9100万円(同0.6%減)だった。

 同時に9月30日を基準日として1株を10株に分割するとあわせて発表した。投資単位を引き下げることで株式の流動性の向上及び投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。

 更に、上限を100万株(発行済み株数の0.85%)、または563億6000万円とする自社株を11日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の一環として自社株を取得するとしている。

出所:MINKABU PRESS

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