三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
三菱UFJフィナンシャル・グループ<
8306>、三井住友フィナンシャルグループ<
8316>などメガバンクは売り物に押される展開。また、第一生命ホールディングス<
8750>など大手生保も上値の重い展開を強いられている。前週末の米国株市場では主要企業の決算発表が相次ぐなか、業績先行きに対する不透明感が強く意識され主要株価指数が揃って急反落、米長期金利が終値ベースで2.93%台まで急上昇したことを受け、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4%を超える急落となった。しかし、東京市場では半導体関連の一角などに空売りの買い戻しが入る一方、米金利上昇により米国事業の運用環境改善が見込まれる大手金融株は、高水準の買い残に対し空売りが少なく買い戻し余地に乏しいことから、冴えない動きとなっている。これは米国株市場も同様で、前週末はゴールドマン・サックス<
GS>が4%超の下げとなったのをはじめ、主力金融セクターへの売りが目立った。
出所:
MINKABU PRESS