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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万6800円~2万6900円辺りでこう着、後場は日銀ETF買い入れ期待が下支えに


 日経225先物は11時30分時点、前日比570円安の2万6860円(-2.07%)前後で推移。寄り付きは2万7030円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7110円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万7050円を高値に下落幅を広げており、2万6800円~2万6900円辺りでの保ち合いを継続。前引け時には一時2万6780円まで売られる場面も見られた。

 現物の寄り付き直後に一気に2万6900円水準まで下げ幅を広げると、その後はこれといったリバウンドも見られず、日中のボトム圏での推移が続いた。東証グロース銘柄の値下がり数は1700を超えており、全体の9割を超えている。グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していることもあり、リバウンド機運は高まりづらいようだ。

 ただし、日経平均株価は25日移動平均線水準まで下落したことから、調整一巡も意識されよう。日経225先物は狭いレンジでの推移によってショートも手掛けづらくなっており、底堅さが意識されてくるようだと、引けにかけての持ち直しも期待されそうだ。NT倍率は先物中心限月で14.23倍と75日線を挟んだ保ち合いレンジで推移。なお、前引けのTOPIXの下落率は2.0%だったため、日銀のETF買い入れに伴う需給期待が下支えになりそうだ。

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