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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ウェルスナビ、三井ハイテク、マネフォ

ウェルスナビ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ウェルスナビ <7342>  1,973円  +269 円 (+15.8%)  11:30現在
 ウェルスナビ<7342>が大幅高で3日ぶりに反発している。28日の取引終了後、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の預かり資産が6500億円を突破したと発表しており、これが好感されている。「WealthNavi」は16年7月に正式リリースした「長期・積立・分散」の資産運用を、自動で実現するサービス。リリースから約5年8カ月での預かり資産6500億円突破で、機能性、透明性、シンプルな手数料が高く評価されているという。

■あすか薬HD <4886>  1,265円  +129 円 (+11.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 28日に業績修正を発表。「今期経常を28%上方修正」が好感された。
 あすか製薬ホールディングス <4886> が3月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の36億円→46億円(前期は30.9億円)に27.8%上方修正し、増益率が16.4%増→48.8%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒あすか薬HDの詳しい業績推移表を見る

■三井ハイテック <6966>  12,240円  +1,030 円 (+9.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 三井ハイテック<6966>が大幅高。1000円近い上昇で1万2000円大台まで一気に駆け上がり、今年1月4日につけた高値1万1970円を払拭、上場来高値更新となった。半導体リードフレームと自動車・家電向けモーターコア、工作機械などを製造し、超精密金型分野での技術力に定評がある。業績は絶好調で22年1月期は営業利益段階で前の期比約3倍となる149億5900万円と急拡大、過去最高利益更新となったが、続く23年1月期も前期比36%増益の204億円を見込むなど、大幅増益基調は不変だ。世界的な半導体供給網拡充によるリードフレーム需要の拡大や、電気自動車(EV)シフトを背景としたモーターコアの中長期的な受注の伸びが予想されるなか、その成長性に着目した機関投資家とみられる大口の実需買いを誘導している。

■マネーフォワード <3994>  5,560円  +460 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 マネーフォワード<3994>が3日ぶりに反発している。28日の取引終了後、完全成功報酬型のおまかせ資産運用サービス「SUSTEN」を運用するsustenキャピタル・マネジメント(東京都港区)が実施する第三者割当増資を引き受け、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これが好材料視されている。今回の持ち分法適用関連会社化は、マネフォの資産運用領域における提供価値を拡大するのが狙い。取得価額は6億5000万円で、第三者割当増資の引き受けによりマネフォの所有割合は16.6%となる。なお、同件に伴う22年11月期業績予想の変更はないとしている。

■JCRファーマ <4552>  2,246円  +98 円 (+4.6%)  11:30現在
 JCRファーマ<4552>が大幅反発している。28日の取引終了後、武田薬品工業<4502>とライソゾーム病に対してJCR独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」技術を用いた遺伝子治療に関する共同研究開発及びライセンス契約を締結したと発表しており、これが好感されている。今回の契約締結により、両社はライソゾーム病を優先対象とした遺伝子治療の共同研究を開始する。武田は研究期間中に希少疾病もしくは非希少疾病領域における疾患をその対象として追加できるオプション権を保有し、共同研究で見出された新たな遺伝子治療の今後の開発及び事業化は武田が実施することになる。一方、JCRは武田から契約一時金を受領するほか、研究開発、販売に関するマイルストーンフィー及び製品化後の売上高に応じたロイヤルティーを受け取る権利を有することになる。

■コーア商HD <9273>  841円  +33 円 (+4.1%)  11:30現在
 コーア商事ホールディングス<9273>は7日続伸している。28日の取引終了後、東証プライム市場への移行を記念して記念株主優待を実施すると発表しており、これが好感されている。22年4月末時点で2単元(200株)以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈するとしている。

■日本M&A <2127>  1,742円  +60 円 (+3.6%)  11:30現在
 日本M&Aセンターホールディングス<2127>が反発している。28日の取引終了後、子会社バトンズとともに愛媛県今治市と連携協定を締結したと発表しており、これが好材料視されている。今回締結した連携協定は、今治地域の事業承継促進を通じた地方創生の支援を目的としたもの。同社では今回の協定締結により、セミナーを通じたM&Aの啓発活動や、M&A総合支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」による支援などを積極的に行うとしている。

■トヨタ自動車 <7203>  2,250.5円  +48.5 円 (+2.2%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は続伸。3月初旬に底入れを確認して戻り局面に移行、前週後半には75日移動平均線を上回るなど一貫して上値を追う展開にあった。国内製造業のなかでも為替感応度が図抜けて高く、ここ急速に進む円安が収益面の追い風要因として好感され株高を後押ししている。直近では一時1ドル=125円台まで円安が進むなど、一段とドル買い・円売りの動きが活発化しており、今期想定為替レートが1ドル=111円の同社とって、来期業績の押し上げ効果に期待が募るところ。ただ足もとでは、中国で新型コロナウイルスの感染拡大が再び顕著となっており、ロックダウンに伴う工場の操業停止などサプライチェーンリスクが警戒され、時価近辺は強弱観が対立している。

■日本郵船 <9101>  11,080円  +220 円 (+2.0%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が軒並み急反発に転じ、業種別騰落では東証1部33業種中、断トツの値上がり率となっている。きょうは3月の実質最終売買日で、3月決算企業の配当権利を取るためにはきょうが最後のチャンスとなる。大手海運各社はコンテナ船市況の高騰などを背景に業績が急変貌、これを株主還元に反映させたことで、配当利回りが跳ね上がっている。郵船と商船三井の年間配当利回りは時価換算で10%を超えている。この配当を確保するために駆け込みの買いが流入している。

■光通信 <9435>  14,400円  +270 円 (+1.9%)  11:30現在
 光通信<9435>がしっかり。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を45万株(発行済み株数の1.00%)、または50億円としており、取得期間は4月1日から5月15日まで。機動的な資本政策を遂行し、株主への一層の利益還元を推進することが目的という。

■キッセイ薬品工業 <4547>  2,621円  +21 円 (+0.8%)  11:30現在
 キッセイ薬品工業<4547>は3日続伸。同社は28日取引終了後、EAファーマ(東京都中央区)と共同開発している潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠(一般名はカロテグラストメチル)」について、EAファーマが製造販売承認を取得したと発表した。カログラ錠はEAファーマが独自に創製した低分子化合物であり、経口投与可能なα4インテグリン阻害剤として世界で初めて承認された薬剤となる。今回の承認は標準薬である5-アミノサリチル酸製剤を用いても効果不十分または不耐であった中等度活動期の潰瘍性大腸炎患者を対象に行った第3相臨床試験などの結果に基づくとし、日本国内ではキッセイが販売を行い、EAファーマがコ・プロモーションを行うとした。

■北陸電力 <9505>  550円  -13 円 (-2.3%)  11:30現在
 北陸電力<9505>は反落。同社は28日取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を6000億円から6100億円(前期比4.6%減)へ上方修正する一方で、営業損益を30億円の黒字から200億円の赤字(前期は178億2800万円の黒字)へ、純損益を30億円の赤字から70億円の赤字(同68億3400万円の黒字)へ、年間配当予想を15円から10円(前期は15円)へ下方修正すると発表した。総販売電力量の増加などを踏まえ、売上高は上方修正した。利益面では、至近の渇水影響やウクライナ情勢の緊迫化に伴う卸電力取引所の価格高騰影響などを反映し、下方修正したとしている。

■オロ <3983>  2,402円  -35 円 (-1.4%)  11:30現在
 オロ<3983>は続落。同社は28日取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高61億8000万円(前期比11.8%増)、営業利益20億5000万円(同1.1%増)、純利益14億3500万円(同0.8%増)、年間配当予想15円(前期は15円)と開示したが、織り込み済みとの見方が優勢のようだ。21年12月期の連結営業利益は20億2700万円(前の期比28.3%増)だった。あわせて2024年までの3カ年を対象とした中期経営計画を公表し、最終年度である24年12月期の数値目標として、売上高87億5700万円(21年12月期実績は55億3000万円)、営業利益24億8600万円(同20億2700万円)、営業利益率28.4%(同36.7%)、ROE20%以上(同23.3%)を掲げた。積極的な投資で既存事業の成長を大きく加速させる方針であるとした。

■東急 <9005>  1,649円  -20 円 (-1.2%)  11:30現在
 東急<9005>は続落。同社は28日取引終了後、22年3月期に連結子会社の伊豆急行において減損損失を計上する見込みであると発表した。「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、保有する固定資産(土地再評価法に基づき再評価した土地を含む)について、将来の回収可能性を検討した結果、減損損失として約185億円を特別損失に計上する見通し。また、土地再評価法に基づいて再評価した土地の減損損失に伴い、「再評価に係る繰延税金負債」の取り崩しにより、法人税等調整額(益)を約40億円計上する見込みであるとした。

■エンビプロ <5698>  1,986円  +400 円 (+25.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 エンビプロ・ホールディングス<5698>がストップ高となっている。28日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想について、売上高を540億円から550億円(前期比34.4%増)へ、営業利益を23億9000万円から27億2000万円(同27.7%増)へ、純利益を19億5000万円から23億円(同54.3%増)へ上方修正したことが好感されている。金属スクラップ需要が底堅く推移していることに加えて、金属スクラップ価格が上昇していることが要因としている。また、リチウムイオン電池リサイクル事業における取扱量の増加なども寄与する見通し。同時に、4月19日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表し、株式分割に伴い期末一括配当予想を33円から23円へ修正したことも好材料視されている。株式分割前換算で46円となり実質増額となる。なお、前期実績は25円だった。

■EAJ <6063>  1,582円  +300 円 (+23.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本エマージェンシーアシスタンス<6063>は3日ぶり急反発、寄り付き大量の買い注文を集めカイ気配スタートとなった。同社は海外旅行者に病院手配などを行う医療アシスタンスを展開している。28日取引終了後、厚生労働省から令和4年度の「入国者等健康フォローアップセンター業務」を継続受託したことを発表、契約金額は42億2400万円で契約期間は4月1日から来年3月31日まで。株価は3月中旬を境に急浮上局面にあったが、今回の業務の継続受託よる収益寄与を材料視する形で投資資金の流入が加速した。

●ストップ高銘柄
 カイゼン <4170>  470円  +80 円 (+20.5%) ストップ高   11:30現在
 JTOWER <4485>  6,030円  +1,000 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ピアラ <7044>  637円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在
 ナガホリ <8139>  561円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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