市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(前引け)=反発、配当権利取り狙いの買いも後半伸び悩む

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前営業日比166円84銭高の2万8110円73銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億2009万株、売買代金概算は1兆4813億円。値上がり銘柄数は1104、対して値下がり銘柄数は984、変わらずは90銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株中心に広範囲に買いが広がり、日経平均は反発に転じ2万8000円台を回復した。前日の米国株市場では米10年債利回りの上昇が一服したことを受けハイテク株などが買い直され、この流れが東京市場にも波及した。外国為替市場で円安が進んでいることも輸出主力株に追い風となっている。きょうは3月期末の権利取り最終日にあたっており、駆け込みで配当や株主優待の権利確保目的の買いも株高を後押しした。ただ、買い一巡後は戻り売りに押され、取引後半に日経平均は伸び悩んだ。

 個別ではレーザーテック<6920>、三井ハイテック<6966>など半導体主力株が高く、トヨタ自動車<7203>もしっかり。日本郵船<9101>など海運株も上昇した。ベイカレント・コンサルティング<6532>が値を飛ばし、ファーストリテイリング<9983>も高い。エンビプロ・ホールディングス<5698>はストップ高に買われた。半面、東京エレクトロン<8035>が朝高後に軟化、オリエンタルランド<4661>も冴えない。石油資源開発<1662>が急落、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が売られ、西武ホールディングス<9024>も軟調。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均