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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月27日版

日経平均株価は2万8500円前後、4月1日頃に戻り高値をつける公算
1. 日経平均株価は2020年3月以降、一気に上昇する展開になっている
  日経平均株価は、3月9日の安値2万4681円をつけた後、ほぼ一本調子の上昇を開始して、3月25日の高値2万8388円まで12営業日で3707円幅の上げを経過しています。
 一気に3000円幅以上も上げているため、このまま昨年9月の高値3万0795円を目指す展開を考えたくなりますが、勢いの強い上昇の流れは、今週、終息する公算です。
 現在は投資環境の変化により、過去の値動きよりも一定の流れを作る期間が短くなって、振れ幅が大きくなっています。その結果、一定の流れができる場合、「一気に目標値へ到達して、長い期間の保ち合い、または値幅の伴った調整へ入る」という動き方になっています。
 以前が30営業日をかけて1000円幅を上げていた動きだとすると、現在は10営業日で1000円幅の上げを経過して、残り20営業日が保ち合いの動きとなっています(日柄や値幅は例えとして挙げただけです)。
 以前にも紹介しましたが、2020年3月以降の上昇局面は、上昇の仕方が急激になる動きが顕著に表れています。
 図1は、2020年3月以降の日経平均株価の日足です。これを見ると、2020年3月から2021年9月までの上昇局面では、短い日柄で一気に上げ幅を拡大していることがわかります。
図1 日経平均株価日足、2020年3月以降の上昇の仕方
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