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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ベネ・ワン、Dガレージ、ミクシィ

ベネ・ワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ベネフィット・ワン <2412>  2,634円  +72 円 (+2.8%)  本日終値
 ベネフィット・ワン<2412>が反発。午後1時ごろ、セイコーエプソン<6724>と特定保健指導領域での新サービス開発・提供に向けて協業すると発表したことが好感された。今回の協業により、ベネ・ワンが提供する特定保健指導に、エプソンが提供する活動量計と専用アプリケーションから取得したデータの分析を取り入れることで、それぞれの強みを最大化した新たな特定保健指導サービスの開発・提供を目指すという。なお、新サービスの提供は22年度内を予定している。

■デジタルガレージ <4819>  4,405円  +120 円 (+2.8%)  本日終値
 デジタルガレージ<4819>は7日続伸。同社はきょう午前11時30分ごろ、三菱UFJニコス(東京都千代田区)のクレジットカード会員向けポイント優待サイト「POINT名人.com」の全面リニューアルを支援し、会員優待プラットフォームの提供を開始すると発表した。4月に施行される改正個人情報保護法に対応するため、ポイント優待サイトを利用する会員の個人情報保護を目的とした同意取得機能など、より安全性の高いサービスをプラットフォームに実装しているとした。

■ミクシィ <2121>  2,255円  +60 円 (+2.7%)  本日終値
 ミクシィ<2121>は5日続伸。同社は22日取引終了後、資本・業務提携先で、出張撮影サービスを運営するラブグラフ(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化したと発表した。ラブグラフは家族やカップルの外出時にプロのカメラマンが同行し、写真撮影をする出張撮影サービス「Lovegraph(ラブグラフ)」を運営している。一方、ミクシィでは子どもの大切な写真や動画を祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムに共有することができる写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」を提供している。今回の子会社化によって、「みてね」と「ラブグラフ」の連携を一層強化するとした。

■洋缶HD <5901>  1,484円  +38 円 (+2.6%)  本日終値
 東洋製罐グループホールディングス<5901>は続伸。同社はきょう午前9時に、慶應義塾大学医学部眼科学教室発の再生医療ベンチャーである、セルージョン(東京都中央区)と資本・業務提携を締結したと発表した。セルージョンは水疱性角膜症の治療を目的とするiPS細胞を利用した角膜内皮再生医療開発を通じて、角膜移植の限界を超える技術で世界の視界を良好にすることをミッションとしている。今回の提携では、包装容器の技術を用いて開発された世界初の閉鎖系スフェロイド形成用バッグ「ウェルバッグ」を利用して、セルージョンの研究開発を支援・加速させていくとともに、細胞培養容器のさまざまな課題を解決していくとしている。

■大和工業 <5444>  3,865円  +95 円 (+2.5%)  本日終値
 大和工業<5444>は続伸。午前10時ごろ、267万株(発行済み株数の3.95%)の自社株を3月31日付で消却すると発表しており、これが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は6500万株となる予定だ。

■野村ホールディングス <8604>  545.5円  +13.4 円 (+2.5%)  本日終値
 野村ホールディングス<8604>が続伸。この日寄り前、持ち分法適用関連会社である野村総合研究所<4307>の保有株式のうち1500万株を売却したと発表。それに伴い、22年3月期連結業績の税前利益に約430億円を計上するとしたことが好感された。なお、株式売却後も野村総研は野村の持ち分法適用関連会社であるとしている。一方、野村総研は大幅に続落している。

■オルガノ <6368>  10,030円  +230 円 (+2.4%)  本日終値
 オルガノ<6368>が反発。株価は07年10月以来、約14年5カ月ぶりに1万円台に乗せてきた。岩井コスモ証券は22日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1万1500円に設定した。同社は総合水処理エンジニアリング企業で、半導体メーカー向けに超純水装置を展開している。業績は好調で22年3月期の連結営業利益は100億円と最高益の見込みだが、同証券では105億円(前期比10%増)と上振れると予想。半導体市場の長期的な拡大が追い風に働くとみている。

■富士フイルム <4901>  7,601円  +173 円 (+2.3%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>は7日続伸。子会社の富士フイルムはきょう午前、米国子会社であるフジフイルム・アーバイン・サイエンティフィックを通じて、細胞の増殖・分化・機能発現を促進するサイトカインの開発・製造・販売を行う米国バイオテック企業シェナンドーア・バイオテクノロジー(ペンシルバニア州)を買収すると発表した。買収完了は3月末を予定。シェナンドーアはこれまで蓄積してきた、大腸菌・哺乳細胞による培養技術や精製技術を生かして、高品質なタンパク質を産生できる強みを持つバイオテック企業。動物由来成分を使用しないアニマルフリー製品も取り揃え、細胞治療薬をはじめとしたバイオ医薬品の研究開発・製造を支援している。富士フイルムでは買収により、培地とサイトカインなどを組み合わせた細胞培養関連製品の研究開発と顧客提案力を強化し、市場が急伸する細胞治療薬の研究開発・製造支援ビジネスを拡大する考えとした。

■イオンモール <8905>  1,680円  +36 円 (+2.2%)  本日終値
 イオンモール<8905>が4日続伸。22日の取引終了後、集計中の22年2月期連結業績について、売上高が3440億円から3160億円(前の期比12.6%増)へ、営業利益が590億円から380億円(同10.5%増)へ、最終利益が310億円から190億円(前の期18億6400万円の赤字)へそれぞれ下振れて着地したようだと発表したが、織り込み済みとの見方が強いようだ。新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、臨時休業や営業時間短縮などを実施した影響で上期業績が計画を下回ったことに加えて、下期も感染拡大が続き、中国を除き国内外で来店客数に大きな影響を受けたことが要因としている。

■三井不動産 <8801>  2,790.5円  +52.5 円 (+1.9%)  本日終値
 三井不動産<8801>や三菱地所<8802>といった不動産株が高い。三井不は7日続伸となり昨年6月につけた2816円50銭の高値に接近しているほか、菱地所も7連騰で上昇基調を強めている。国土交通省が22日発表した22年1月1日時点の公示地価の全国平均は、前年より0.6%上がり2年ぶりに上昇に転じたことも好感された。また、不動産はインフレに強い投資対象としても評価されており、見直し買いが流入している様子だ。

■クシム <2345>  500円  +80 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 クシム<2345>連日のストップ高。22日の取引終了後、連結子会社チューリンガムが開発を支援した、暗号資産コスプレトークン(COT)を使って応援ができる新NFTサービス「Curecos(キュアコス)」β版の「Curecos β」が一般公開されたと発表しており、これが好感された。「Curecos」は、世界180カ国から約100万人の会員が登録しているコスプレフォトシェアリングサイト「World Cosplay」と連携して、COTが世界中で利用できるサービス。「Curecos β」は、コスプレイヤーやカメラマンがコスプレ作品をかんたんにNFT化することができ、世界中のファンが誰でもコスプレイヤーやカメラマンを手軽に応援できる場所を実現したサービスで、仮想通貨に馴染みのないユーザーでも利用できるように、一部の支援システムはクレジットカードでも利用可能としている。

●ストップ高銘柄
 ホープ <6195>  245円  +50 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 バリューデザイン <3960>  1,716円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 Welby <4438>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 アララ <4015>  519円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし


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