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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):メドピア、メイコー、トヨタ

メドピア <日足> 「株探」多機能チャートより
■メドピア <6095>  3,325円  +145 円 (+4.6%)  本日終値
 メドピア<6095>が反発。22日の取引終了後、アルフレッサ ホールディングス<2784>傘下のアルフレッサとの間で医療機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する共同事業展開に向けた検討を開始すると発表しており、今後の展開への期待が高まっているようだ。会社側では、これに伴い両社出資の合弁会社を設立する可能性があるとしている。また、事業開始は今夏ごろを予定しているという。

■メイコー <6787>  3,745円  +160 円 (+4.5%)  本日終値
 メイコー<6787>が大幅高で6日続伸。22日の取引終了後、22年3月期の配当予想を20円から25円へ増額修正したことが好感された。年間配当予想は45円となり、前期実績(20円)に対しては25円の増配となる予定だ。

■トヨタ自動車 <7203>  2,137円  +82 円 (+4.0%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が続伸。ここ戻り足が鮮明で、前日に25日移動平均線を上に抜けたほか、きょうは5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも示現。半導体不足に伴う生産計画の下方修正などをネガティブ材料視する動きもあったが、3月に入ってからの急速な円安進行が、上場企業の中でも為替感応度が際立って高い同社株に追い風材料となっている。FRBのタカ派傾斜を背景に米10年債利回りが急上昇するなか、日米金利差を反映する形でドル買い・円売りの動きが加速、足もとでは約6年ぶりとなる1ドル=121円台まで円安が進行している。同社の22年3月期通期想定為替レートは1ドル=111円であり、実勢は10円以上も円安に振れている状況。今期業績への影響は限られるものの、23年3月期は為替メリットが強く意識されることになる。

■フィナHD <4419>  761円  +27 円 (+3.7%)  本日終値
 Finatextホールディングス<4419>は反発。同社は22日取引終了後、貸金業を行う全額出資子会社として、スマートプラスクレジット(東京都千代田区)を4月1日に設立すると発表した。同社では証券及び少額短期保険分野において、同社グループが金融機関となり、生活に密接に関わるパートナー企業が仲介業者などとなって、金融サービスを共同で展開してきた。貸金分野においても金融サービスを暮らしに寄り添ったものにする必要があるとみて、貸金業への参入を決めたとしている。

■ユーグレナ <2931>  769円  +27 円 (+3.6%)  本日終値
 ユーグレナ<2931>は反発。同社は22日取引終了後、カイコを利用した発現システム「カイコ・バキュロウイルス発現システム」を用いて、新型コロナウイルス感染に重要な役割を果たす組み換えスパイクタンパク質の大量生産に成功したと発表した。また、組み換えスパイクタンパク質を抗原として接種することによるワクチン効果を高める物質としてアラムアジュバントを一緒に接種することにより、効率的な防御免疫の誘導を示す研究結果も確認したとしている。九州大学発のベンチャー企業であるKAICO(福岡市西区)、九州大学農学研究院・薬学研究院、鹿児島大学農学部、長崎大学熱帯医学研究所の研究グループと共同で進めている研究であり、この結果は早期実用化が望まれる国産ワクチン開発の加速化とワクチン生産の効率化・安全性向上に向け、非常に有効なアプローチになるものとして期待されるという。研究結果は、スイスの学術誌「Frontiers in immunology オンライン版」に掲載されたとしている。

■パーク24 <4666>  2,002円  +67 円 (+3.5%)  本日終値
 パーク24<4666>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券は22日、同社株の目標株価を1700円から2000円に引き上げた。投資評価は「2」を継続した。22年10月期は燃料価格上昇の影響はあるものの、国内外での経済活動回復やコスト体質の大幅改善もあり、連結営業利益は146億円と会社計画(135億円)を上回ると予想。23年10月期は新型コロナの影響の更なる沈静化などもあり同利益は226億円とコロナ前の水準への回復を予想している。自己資本比率は5%強と低水準だが、利益積み上げにより徐々に財務体質も改善に向かうとみている。

■デンソー <6902>  7,869円  +243 円 (+3.2%)  本日終値
 デンソー<6902>が大幅続伸。この日、同社が中部大学、東海大学、東北大学大学院医学系研究科と進めている共同研究のなかで、微細藻類コッコミクサKJの葉緑体に含まれる成分であるモノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)に、新型コロナウイルスに対する殺ウイルス効果があることを確認したと発表しており、これが好材料視された。コッコミクサKJは、同社が京都大学と共同開発した成長が早く、丈夫で培養しやすい微細藻類。今回の3大学との共同研究の成果は、新型コロナウイルスなどに対して効果的に作用する製品の開発につながる可能性があるとみられている。また今後は、インフルエンザウイルスやヒトコロナウイルスなど、さまざまなエンベロープ膜を持つウイルスに対する殺ウイルス効果を検証するとしている。

■日本ライフライン <7575>  1,111円  +33 円 (+3.1%)  本日終値
 日本ライフライン<7575>は続伸。同社は22日取引終了後、香港のワラビー・メディカル製の血管内塞栓用コイル「Avenir Coil System(アベニア・コイルシステム)」に関して、販売領域を拡大すると発表した。日本における独占販売契約を21年12月に締結し、心臓血管領域において先行して販売を行ってきたが、4月から脳血管領域においても販売を開始する。「Avenir」は主に脳動脈瘤の治療に用いられる血管内塞栓用コイルで、18年に米国食品医薬局(FDA)の承認を、19年にはEU加盟国への輸出の際に安全基準条件を満たすことを示す「CEマーク」を取得した。現在は30以上の国と地域で販売されており、全世界で急速に販売実績を積み重ねているとした。

■西松屋チェーン <7545>  1,427円  +42 円 (+3.0%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が3日ぶりに反発。22日の取引終了後に発表した3月度(2月21日~3月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比5.9%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。後半に気温の高い日が多く、春物衣料や夏物衣料の売り上げが大きく伸びたことに加えて、育児・服飾雑貨が好調に推移した。なお、全店売上高は同8.9%増だった。

■保土谷化学工業 <4112>  4,185円  +115 円 (+2.8%)  本日終値
 保土谷化学工業<4112>が高い。同社は22日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を400億円から420億円へ、営業利益を50億円から65億円へ、純利益を25億円から30億円へ上方修正すると発表した。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。韓国子会社SFCのPCR診断キット用材料の安定的な販売の継続、有機EL材料の堅調な販売、販売管理費をはじめとする固定費の削減が寄与したことにより、当初予想を上回る見込みとなった。なお、第4四半期に保有している社員寮の設備老朽化及び利用者減少を踏まえ、当該不動産についての減損損失を計上することにより、約5億3200万円の特別損失の計上を見込んでいるとした。


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