郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
日本郵船<
9101>、商船三井<
9104>など大手をはじめ海運株の上昇指向が鮮明だ。全体相場はウクライナ情勢を巡る不透明感が嫌気されているほか、原油などエネルギー価格の高騰を背景に、原料コスト上昇が企業業績に与える影響を懸念視した売りが目立つ。しかし、海運セクターは市況関連の一角であり、コンテナ船やばら積み船の運賃上昇の思惑が株価を刺激する格好となっている。また、高水準の株主還元も注目されている。郵船、商船三井の年間配当利回りはいずれも11%台と極めて高い水準にあるなど、3月期末が接近するなかインカムゲイン狙いの買いも誘導している。
出所:
MINKABU PRESS