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【市況】東京株式(前引け)=急反発、ウクライナ情勢への過度な懸念後退

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前営業日比562円83銭高の2万7428円02銭と急反発。前場の東証1部の売買高概算は5億8701万株、売買代金概算は1兆4590億円。値上がり銘柄数は1772、対して値下がり銘柄数は342、変わらずは67銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻しが入り、日経平均は急反発に転じた。ウクライナ情勢については、国境付近からロシアが軍隊を一部撤収することを発表するなど緊迫の度合いが緩和された。これを受け前日の米国株市場が主要株価指数揃って大幅上昇に転じており、東京市場でも自律反発局面に移行している。東証1部全体の8割強の銘柄が上昇している。

 個別では東京エレクトロン<8035>が大幅高、任天堂<7974>も高い。日本郵船<9101>など海運株への買いも目立ち、そのなか乾汽船<9308>は値上がり率で断トツとなる人気に。ブリヂストン<5108>が値を飛ばし、ベイカレント・コンサルティング<6532>も大幅高。このほか日本金属<5491>、マクロミル<3978>などが株価を急伸させている。半面、キーエンス<6861>が軟調、INPEX<1605>は大幅続落となった。ツバキ・ナカシマ<6464>が値下がり率トップに売り込まれ、ネットプロテクションズホールディングス<7383>も急落した。

出所:MINKABU PRESS

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