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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ナスダック100先物の2%超える下落を嫌気、NT倍率は14.15倍に低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の2万7200円(-1.23%)前後で推移。寄り付きは2万7260円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7450円)を大きく下回り、売りが先行した。直後につけた2万7300円を高値に下落幅を広げ、一時2万7150円まで売られた。売り一巡後は下げ渋る動きながら、概ね2万7150円~2万7300円水準で保ち合いを継続。

 米国の時間外取引でメタ・プラットフォームズ<FB>が20%を超える下落で推移していたほか、クアルコム<QCOM>が予想を上回る決算内容だったものの時間外で3%を超す下げとなり、エヌビディア< NVDA >など他の半導体株に売りが広がった。これによりグローベックスのナスダック100先物の下落率は2.0%を超え、センチメントを冷ます格好となった。

 ただし、売り優勢ながらも日経225先物は5日移動平均線を支持線に下げ渋りを見せている。5日線が位置する2万7110円水準を上回っている状況のため、ショートも仕掛けづらいところだろう。一方で、ナスダック100先物の弱い値動きのなかでは、リバウンド機運は高まらないため、こう着感の強いレンジ推移が続きそうだ。なお、米半導体株安が嫌気され、NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。

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