【材料】ポエック---1Q減収なるも、景観配慮型防潮壁の引合いは引き続き増加傾向
ポエック <日足> 「株探」多機能チャートより
ポエック<9264>は14日、2022年8月期第1四半期(21年9月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比21.3%減の13.37億円、営業損失は0.03億円(前年同期は0.52億円の利益)、経常利益は同87.7%減の0.06億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同55.1%減の0.15億円となった。
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比32.4%減の7.00億円、セグメント損失は0.18億円(前年同期は0.41億円の利益)となった。景観配慮型防潮壁「シーウォール」の引合いは引き続き増加傾向で推移しているものの、当第1四半期での実績計上は限定的であった影響を受け、経営成績は低調に推移した。
動力・重機等事業の売上高は前年同期比2.5%減の5.54億円、セグメント利益は同26.3%増の0.40億円となった。船舶、プラント関連市場及び工作機械関連市場において需要は堅調に推移していることに加えて、購買コストの見直し、利益率の高い案件獲得など継続的な原価低減、利益率上昇策が有効に機能し、売上高は前年同期を若干下回ったが、利益率の上昇効果により経営成績は堅調に推移した。
防災・安全事業の売上高は前年同期比12.5%減の0.82億円、セグメント利益は同71.6%減の0.03億円となった。病院や介護施設に対するスプリンクラー設備の設置に係る補助金額が減少していることを受けて需要が減少し、経営成績は低調に推移した。
2022年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.5%増の67.89億円、営業利益が同24.3%増の3.43億円、経常利益が同16.3%増の3.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.2%増の2.36億円とする期初計画を据え置き。12月3日に公表した大型受注は一部今期売上高に計上の見込み。また、12月6日に公表した景観配慮型防潮壁「シーウォール」の新規受注についても、2022年1月以降に売上高計上見込みであり、第2四半期以降の更なる巻き返しを図るとしている。
《ST》
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