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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

エイジス <日足> 「株探」多機能チャートより

■エイジス <4659>  2,831円 (-414円、-12.8%)

 エイジス <4659> [JQ]が5日続急落。17日の取引終了後に発表した12月度売上高が前年同月比15.1%減となり、7ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。国内事業で前年の臨時発注案件の消失や業務の内製化などにより発注店舗数が減少したことや、海外事業でASEAN地域における新型コロナウイルス感染症による都市封鎖などの影響があった。

■愛三工 <7283>  776円 (-72円、-8.5%)

 東証1部の下落率4位。愛三工業 <7283> が大幅に4日続急落。同社は17日取引終了後、パワートレイン事業の競争力強化に向けて、デンソー <6902> からフューエルポンプモジュール(FPM)の開発・生産・販売の一連の事業を譲り受けると発表した。FPMは、燃料タンクからエンジンへ燃料供給するために必要な部品を機能として一体化した製品。19年から両社のパワートレイン領域における重複分野の競争力強化に向けた検討を行い、今回の事業譲渡で合意したという。これに伴い、米国のキョーサン・デンソー・マニュファクチャリング・ケンタッキー(ケンタッキー州)の全持ち分を8月1日に取得するとしたが、この取得価格が190億8100万円と高額であること、及びあわせて協議されていたデンソーによる愛三工への出資比率引き上げは見送りとされたことから、愛三工は売りが優勢となった。

■ミダックHD <6564>  3,005円 (-35円、-1.2%)

 ミダックホールディングス <6564> が4日続落。同社は7日に公募増資を行うことを発表しており、18日から発行価格の決定期間に入っている。株価は公募増資の発表後、15%近く下落しており、目先底打ち期待感はあるものの神経質な値動きが続いた。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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