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【特集】個人投資家・有限亭玉介:年末年始の相場は?狙うべきチャートは?期待の注目株【FISCOソーシャルレポーター】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2021年12月20日10時に執筆

いよいよ今年も終盤戦となりました。今年はコロナや米国金利の行方に一喜一憂しては、粘り強い投資が求められた気もします。衆議院選挙が遠い昔のような気もするほど、一年はあっという間…時の流れというのは早いもんですなぁ。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

日経平均は底を打ってからじわじわと回復して、12月16日には15営業日ぶりに29000円台にまで戻しました。翌日の17日は下落となりましたが、16日時点では上値抵抗線となっていた200日移動平均線を一時的に上抜いておりますが、75日線を上抜くまでは至りませんでした。米国のFOMC通過で日本市場にも安心感が広がったようですが、現状として日本の株式市場に勢いは見られませんねぇ。国内外でリスクオンとなる新たな手がかり材料がない限り、買いも続かないのではと懸念しております。

その上で様々なリスクを考慮すると、依然として年末年始は主力株やバリュー株への物色はあっても、新興市場を中心としたグロース株へはなかなかスポットは当たらないのではと考えます。ただ、弱含む銘柄であっても25日線、もしくは75日線を上抜いて推移している力強いチャートであり、相応にトレンド化しているテーマ性を内包していれば、チェックしておきたいもんです。

ここ最近見ていた銘柄と言えば、物流DX関連として注目されるロジザード<4391>です。11月12日の決算発表も増益着地となりました。EC向けクラウドWMS「ロジザードZERO」が好調で、オークファン<3674>の子会社との提携も材料視されている模様です。

同じくDX関連として見ているのが11月18日に東証マザーズへ上場したGRCS<9250>です。企業のリスク管理サービスを提供する同社には大手通信や金融業など約100社との取引実績があり、売上のおよそ8割が既存顧客であるので持続的な成長も見込めるのではと考えます。チャート(日足)は底値圏からの反発があれば…と、監視中です。

今年7月に上場したアシロ<7378>は、長らく下落基調となっていましたが底値から反発を確認しました。12月14日の発表の21年10月期の決算も増益着地すると、22年10月期も4期連続で過去最高益を更新する見通しです。弁護士を顧客とするリーガルメディアを運営する同社のビジネスもユニークで注目しております。

住宅型有料老人ホームや訪問介護を手掛けるアンビスHD<7071>は、11月11日の決算発表で5期連続の過去最高益予想となると好感されました。長期で上昇トレンドを形成している同社は、上場来高値を更新しています。12月13日には、老人ホームを新たに2施設開設すると発表しました。

サーバーの操作履歴の記録に必要なソフトウェア「Apache Log4j2」に深刻な脆弱性が見つかったと報じられた折、セキュアヴェイル<3042>は自社のセキュリティー製品には影響ないと発表すると動意しました。また、キヤノンMJ<8060>のグループ企業からSOCサービスで同社と協業すると発表された事も材料となり、連騰していました。底値圏からトレンド転換となったかと監視を強めています。

企業、個人向けに自社開発の健康管理システム「バリューカフェテリアシステム」を運営するバリューHR<6078>は、11月12日の決算発表が好感されると同月22日には東京海上ホールディングス<8766>と資本・業務提携を発表しました。直近で年初来高値を更新しており、来年はどうなるか楽しみですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

 提供:フィスコ

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