【特集】10万円以下で買える、連続増益＆低PBR 25社【東証1部】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証1部上場企業では708社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は直近の業績予想で経常利益が2期以上連続で増加を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に注目してみた。

　下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)今期の経常利益が2期以上連続で増加を見込む、(4)PBRが0.8倍以下――――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは24日現在)

　なお、26日(日)16時00分に「10万円以下で買える、連続増益＆低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　　最低投資　 ┌経常利益┐　　　増益 　　　
コード 銘柄　　　　　　　 金額　増益率　　今期 連続期数　　PBR
<3315> 日本コークス　　　12500　　65.8　 10700　　　　2　 0.67
<6632> ＪＶＣケンウ　　　17200　　41.2　　6400　　　　2　 0.44
<7908> ＫＩＭＯＴＯ　　　21800　　82.9　　 960　　　　2　 0.57
<5563> 新日本電工　　　　29500　　57.5　　5500　　　　2　 0.73
<9306> 東陽倉　　　　　　31800　　 2.9　　1800　　　　9　 0.56

<9535> 広ガス　　　　　　35600　　 3.8　　3600　　　　3　 0.41
<7972> イトーキ　　　　　36800　　 1.0　　1900　　　　2　 0.37
<7888> 三光合成　　　　　38400　　38.4　　2700　　　　2　 0.58
<5020> ＥＮＥＯＳ　　　　43130　　94.9　450000　　　　2　 0.55
<7987> ナカバヤシ　　　　49300　　 2.5　　3100　　　　3　 0.50

<7955> クリナップ　　　　53100　　32.6　　3600　　　　3　 0.36
<9310> トランシティ　　　67900　　22.9　　6500　　　　4　 0.64
<9997> ベルーナ　　　　　67900　　 7.9　 18200　　　　2　 0.57
<4275> カーリットＨ　　　68300　　29.9　　2300　　　　2　 0.54
<4463> 日華化学　　　　　82200　　58.1　　2600　　　　2　 0.54

<9508> 九州電　　　　　　84600　　25.7　 70000　　　　2　 0.58
<3941> レンゴー　　　　　84700　　 1.9　 44000　　　　4　 0.62
<5121> 藤コンポ　　　　　85500　　 183　　4400　　　　2　 0.66
<6178> 日本郵政　　　　　88530　　 0.6　920000　　　　3　 0.25
<7514> ヒマラヤ　　　　　95000　　 1.6　　2250　　　　2　 0.77

<5208> 有沢製　　　　　　95300　　 3.4　　3700　　　　2　 0.68
<7420> 佐鳥電機　　　　　96500　　44.9　　1650　　　　2　 0.53
<5185> フコク　　　　　　96900　　 172　　3900　　　　2　 0.48
<8133> エネクス　　　　　97400　　 5.8　 21200　　　　4　 0.79
<4633> サカタＩＮＸ　　　99000　　10.4　　8600　　　　3　 0.69

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が％、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

株探ニュース