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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 12月12日版

日経平均株価は来年前半の大幅高のスタート地点に位置している
1. 2003年~05年、13年~15年の日経平均の展開
 前週の記事では「 日経平均株価は、週明け後の価格が上昇するなら、年末へ向けて3万1000円を目指す可能性を残す」と書きました。
 前週の日経平均株価は、12月3日の安値2万7588円が押し目底になって上昇を開始しています。あとは、大納会までの14営業日で、9月14日に付けた3万0795円を大きく上回る上げ場面になるかを見ていくだけです。
 目先のポイントは、前週末10日の安値2万8392円が押し目になって、週明け後、すぐに上昇を開始できるかどうかになります。
 強気の展開になるなら、今後はだいたい1営業日で180円幅の速度の上昇の流れを作る(日柄と目標値から算出)と考えられます。
 12月10日の下げが一時的な動きで終わり、週明け後、すぐに上昇を開始できなければ、想定している速度の上昇にならない可能性が大きくなります。
 今回は少し早いですが、来年の期待したい展開について書いておきます。
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