【特集】個人投資家・有限亭玉介:オミクロンショックの中で注目した銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
トリケミカル <日足> 「株探」多機能チャートより
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年12月6日10時に執筆
ようやく日本がコロナの封じ込めに成功したと思われた矢先、新たな変異ウイルスであるオミクロン株が南アフリカで発見されたとの報道で株式市場は波乱となりました。状況が一変した事で、また新たな投資戦略を練り直す必要がありますな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
新たに報告されたオミクロン株の毒性や、既存のワクチンの有効性について急ピッチで解析が進められています。ようやく経済が回復基調であったのに、各国でまた入国制限が厳格化されてしまい、残念でなりません。
ただ、あたくし達の関心は大幅安を経てからリスクオフの姿勢がどれほど続くのかという事です。確かに変異株への恐怖心はありますが、オミクロン株の遺伝情報を確認して新たにmRNAワクチンを製造する事も可能でしょうし、ファイザーなど大手製薬会社もオミクロン株に対応したワクチン開発を進めていると発表しています。
もし感染しても軽症や無症状であるならば、経済活動等にさほど影響せずオミクロンショックは一時的なものと見て良いかもしれません。相場の見通しとしては、個別銘柄のテーマ性を考慮しながら底値を見極めたいところです。医療関連やワクチン接種関連銘柄にも再び思惑が入っており、投げ売り後に放置されている銘柄もチェックしております。
ここ最近見ていたのは11月30日の決算発表が好感されたトリケミカル研究所<4369>です。半導体製造用化学化合物の生産・開発能力の向上に注力しており、22年1月期(4Q)も注視したいところです。現状では、同社における新型コロナの影響は限定的とも言われております。
前臨床試験受託で国内首位の新日本科学<2395>は、11月2日の決算発表で経常利益が前年同期の93.8%増益となり好調です。新型コロナの治療薬への思惑や「水素バリューチェーン推進協議会」に参画した事も材料視されております。
9月22日に東証一部へ上場したシンプレクスHD<4373>は、DX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング事業が業績拡大している模様です。暗号資産(仮想通貨)などの新領域にも進出しているようで、チャート(日足)は11月中旬で上場来高値を更新しました。
企業の業務アプリの開発や運用を支援する独自プロダクトサービス「LaKeel DX」を展開するラキール<4074>もDX関連として注視しておりますよ。松屋フーズホールディングス<9887>が同社の「LaKeel Messenger」を導入したとの発表も好感されているようです。
中古不動産流通に特化したサイト「リノシー」を運営するGA TECH<3491>は、11月30日に発表した不動産投資サービスを利用する顧客向けに債権を一括で買い取る「NEOインカム」の提供が好感されている他、グループ会社が手掛ける不動産関連電子契約「電子契約くん」にもデジタル化の潮流を受けて思惑がありそうです。
不動産投資・仲介業を手掛けるマーチャント・バンカーズ<3121>は、11月12日の決算は黒字転換すると、同月29日には京都の伝統工芸品などを販売する株式会社くろちくとNFT並びにネット販売に関する業務提携の発表をしました。直近では売られるもNFT(非代替性トークン)関連として監視を強めて参ります。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ