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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):イーガーディ、エスプール、西武HD

イーガーディ <日足> 「株探」多機能チャートより
■イー・ガーディアン <6050>  3,665円  +35 円 (+1.0%)  本日終値
 イー・ガーディアン<6050>はしっかり。同社は25日、メタバース運用を多面的にサポートする「メタバーストータルサポート」の提供開始を発表、全体波乱相場のなかも堅調な値動きとなった。メタバースプラットフォーム構築に向けた動作確認や脆弱性診断をはじめ、プラットフォーム内でのコミュニケーションや商取引の監視など、メタバースの健全な運用に必要なサポートを一気通貫で提供する。

■エスプール <2471>  1,273円  +6 円 (+0.5%)  本日終値
 エスプール<2471>が全般相場が軟化するなかしっかり。25日の取引終了後に、広域自治体をカバーするシェアード型BPOセンターを香川県三豊市に新設すると発表したのに続き、この日寄り前に大分県中津市にも同様に広域自治体をカバーするシェアード型BPOセンターを新設すると発表しており、これらを好感した買いが株価を下支えした。同社グループは、複数の企業から複数の業務を集約して受託するシェアード型のBPOセンターを、人口10万人以下の地方都市を中心に全国展開しており、三豊市で4拠点目、中津市で5拠点目となる。両センターとも、行政サービスに関するコールセンターのほか、各種手続きのオンライン化を支援するBPOサービスを提供する予定で、22年2月1日の開設を予定している。

■西武ホールディングス <9024>  1,148円  -100 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 西武ホールディングス<9024>は大幅反落。SBI証券は25日、22年3月期第2四半期決算を踏まえて業績予想を見直し、投資判断を「買い」から「中立」へ、目標株価を1640円から1260円へ引き下げた。10月の緊急事態宣言解除後の運輸収入及びホテル稼働率の回復を受け、鉄道運輸収入やホテルのRevPAR(販売可能な客室1室あたりの収益)は緩やかな回復を予想し、不動産収益の拡大も期待できるとした。一方、経営改革の進行にSBIでは注目しており、今後はホテル資産の流動化やさらなる固定費削減などに着手すると想定。ただし、コロナ禍前の利益水準に戻るのは25年3月期以降と予想したうえで、配当の回復にも時間がかかるとの見方を示した。

■日本航空 <9201>  2,135円  -148 円 (-6.5%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>がともに大幅安。複数のメディアで、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認されたと報じられており、感染拡大による航空需要の減少を警戒した売りが出たようだ。報道によると、新たな変異株は従来の変異ウイルスに比べて感染力が高く、既存のワクチンの有効性が低い可能性があるという。また、これを受けてエイチ・アイ・エス<9603>やKNT-CTホールディングス<9726>などの旅行会社などにも売りが波及している。

■菱洋エレクトロ <8068>  2,271円  -129 円 (-5.4%)  本日終値
 菱洋エレクトロ<8068>は大幅反落。同社は25日取引終了後、22年1月期第3四半期累計(2~10月)連結営業利益は15億700万円(前年同期比79.0%増)だったと発表した。通期計画20億円(前期比57.9%増)に対する進捗率も75.4%と順調であるものの、11月中旬以降は決算への期待で買い進まれていたため、材料出つくしの売りが出たようだ。品目別では、半導体/デバイスの売上高は457億2300万円(前年同期比30.5%増)となり、主にデジタル家電向け半導体の増加が寄与した。また、ICT/ソリューションでは347億3200万円(同0.3%増)となり、企業のIT関連投資の回復に伴って幅広い商材で販売が堅調に推移したとしている。

■日経レバ <1570>  15,680円  -820 円 (-5.0%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急反落。1万6000円大台を一気に割り込んだ。1万6000円台割れは、ザラ場ベースで今月11日以来約2週間ぶりとなる。日経レバは日経平均株価に連動するように組成されたETFで価格変動率が日経平均の2倍とボラティリティが高く、全体相場が上下に値動きが荒くなると短期資金の参戦が活発化し、売買代金が膨らむ傾向がある。きょうは寄り後17分で400億円を超える売買代金をこなし、全市場を通じて断トツとなっている。きょうは全体相場がリスク回避に傾き、取引開始直後から先物主導の売り仕掛けで日経平均は急速に水準を切り下げる展開となり、日経レバも波乱含みの動きとなった。

■三井E&S <7003>  396円  -16 円 (-3.9%)  本日終値
 三井E&Sホールディングス<7003>は4日ぶりに反落。25日の取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を6700億円の増収予想から5900億円(前期比11.1%減)の減収予想へ下方修正したことが嫌気された。同日付で、連結子会社三井海洋開発<6269>株式の約1.00%相当の56万4000株を売却したと発表しており、これに伴い三井海洋が連結子会社から持ち分法適用関連会社に異動し、売上高が減少するとしている。損益面では同件による通期予想に与える影響は軽微としていることから、営業損益40億円の赤字(前期122億4300万円の赤字)、最終損益30億円の赤字(前期1億3400万円の黒字)は従来見通しを据え置いた。

■フジHD <4676>  1,182円  -29 円 (-2.4%)  本日終値
 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が9日続落。25日の取引終了後、子会社フジテレビジョンが希望退職者の募集を決議したと発表しており、これが売り材料視された。対象となるのは満50歳以上の勤続10年以上の社員で、22年3月31日を退職日として22年1月5日から2月10日に募集する。通常の退職金に加えて特別優遇加算金を支給し、希望者には再就職支援を実施する予定で、加算金は22年3月期に特別損失として計上する。なお、業績予想への影響は加算金の総額が確定した段階で開示するとしている。

■DyDo <2590>  5,060円  -100 円 (-1.9%)  本日終値
 ダイドーグループホールディングス<2590>が3日続落。25日の取引終了後に11月度(10月21日~11月20日)の国内飲料事業の販売状況を発表。合計の販売本数が前年同月比10.6%減となっており、これが嫌気されたようだ。なお、11月までの累計では前年同期比1.6%減だった。

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