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【材料】STIフードホールディングス---3Qは2ケタ増収増益、株主優待制度の拡充を発表

STIFHD <日足> 「株探」多機能チャートより

STIフードホールディングス<2932>は9日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.9%増の192.23億円、営業利益が同45.8%増の13.02億円、経常利益が同55.7%増の13.35億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同58.1%増の8.48億円となった。

同社グループは引き続き「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症対策の徹底など、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続するべく、グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んでいる。

販売面では、コンビニエンスストアにおけるおにぎり需要に回復の兆しが見られたことにより食材販売が持ち直すとともに、食品販売においても、巣ごもり需要の影響などによるカップサラダ製品などのチルド惣菜製品の販売が引き続き堅調に推移し、売上高は増収となった。損益面では、当第3四半期において、新型コロナウイルス感染症の拡大による一部サプライチェーン停滞の影響などにより、原材料価格が一時的に高騰し売上原価率の上昇を招いた。しかし、当第3四半期累計期間を通して見ると、グループ子会社における生産効率の向上により、労務費を中心として売上原価率が改善し、各利益ともに2ケタの増益となった。

2021年12月期通期については、売上高が前期比12.7%増の260.00億円、営業利益が同32.0%増の17.30億円、経常利益が同34.8%増の17.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.3%増の11.10億円とする、8月9日に上方修正した業績予想を据え置いている。また、同日、株主優待制度の拡充として、贈呈回数を年1回から2回に拡充することを発表した。

《ST》

 提供:フィスコ

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