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【市況】25日の株式相場見通し=弱含みで推移か、NYダウ最高値も強弱感対立

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、やや弱含みとなるも売り買いが交錯し、方向感の定まりにくい展開が予想される。前週末の米国株市場ではNYダウが小幅ながら上昇し約2カ月ぶりに史上最高値を更新した。企業の好調な決算発表を背景に米経済の回復期待が全体相場を支えた。一方、米国長期金利は1.6%台前半まで低下したが、期待インフレ率の高まりが意識されるなかハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落した。これを受けて東京市場でも強弱感対立のなか、前日終値近辺で一進一退の動きとなりそうだ。外国為替市場では1ドル=113円台半ばの推移と足もと急速な円安が一服していることで、ハイテクセクターへの追い風材料は見込みにくい。他方で急速な円安がもたらす輸入コスト悪化に対する警戒は薄れ、企業業績へのマイナスの影響が緩和されることは内需株にとってポジティブに働く。

 22日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比73ドル94セント高の3万5677ドル02セントと反発。ナスダック総合株価指数は同125.500ポイント安の1万5090.200だった。

 日程面では、きょうは8月の景気動向指数、9月の外食売上高、9月の百貨店売上高など。海外では10月の独Ifo企業景況感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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