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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~決算内容を見極めたいとする模様眺めムード強まる~

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:決算内容を見極めたいとする模様眺めムード強まる
■中外薬、21/12上方修正 営業利益4000億円←3200億円
■前場の注目材料:NTT、第17回企業力ランキング/NTT、3回連続首位


■決算内容を見極めたいとする模様眺めムード強まる

25日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。22日の米国市場はNYダウが73ドル高だった。中国恒大のドル建て債利払い実施で短期的な破たんリスク後退で安心感が広がった。また、10月PMIの上昇も手伝いNYダウは最高値を更新。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が討論会でインフレのリスクに言及すると早期の利上げ観測が強まり、下落に転じる場面も見られたものの、引けにかけては好決算を受けた買いから上昇に転じていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の28730円。円相場は1ドル113円50銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開になりそうだ。NYダウは最高値を更新したものの、早期利上げ観測から半導体株は弱い値動きを見せたほか、インテルは決算が嫌気され大幅に下落しており、神経質にさせる要因であろう。米国ではIBMやインテルなどハイテクセクターの決算反応は弱く、コンセンサスは相当高い位置にあったと見られる。国内においても主要ハイテク企業の決算を控えていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードは強まりそうだ。

日経平均は75日線が足元で支持線として意識される一方で、25日線辺りが上値抵抗線となりそうであり、28500円~29000円水準でのもち合いを続けそうだ。また、衆院選の前哨戦とされた参院補選は1勝1敗といった結果であり、31日の衆院選を控えた様子見ムードも強まりやすいところである。積極的にはポジションを傾けづらいなか、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、決算など個別に材料のある銘柄のほか、足元で強い値動きを継続させている中小型株などには、個人主体の短期資金が集中しやすいと考えられる。その他、日本郵政<6178>の政府保有株売却に伴う資金手当てやヘッジ対応の動き等による影響も動きづらくさせよう。

もっとも、VIX指数はボトム圏での推移を続けており、米国においてはリスクオンムードが広がっている。国内では新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向を続けており、経済活動が正常化に向かうなか、ショートを仕掛けてくる動きは考えづらい面はある。そのため、短期的に売りを仕掛けてくる局面においては、その後のリバウンドを意識した押し目買いのスタンスとなりそうだ。


■中外薬、21/12上方修正 営業利益4000億円←3200億円

中外薬<4519>は2021年12月期業績予想の修正を発表。営業利益を3200億円から4000億円に上方修正した。コンセンサス(3690億円程度)を上回る。ロナプリーブの政府納入に係る今期の売上計上予想額を織り込むとともに、前回発表予想に対し想定を上回って推移しているアバスチン、テセントリクを始め、各製品の進捗及び想定の見直しを反映した。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(28804.85、+96.27)
・NYダウは上昇(35677.02、+73.94)
・米原油先物は上昇(83.76、+1.26)
・大型経済対策への期待
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い


・NTT<9432>第17回企業力ランキング/NTT、3回連続首位
・キリンHD<2503>茶葉投入ロボ、ファナックと共同開発
・SUBARU<7270>インドネシア再参入、日本から輸出
・デンカ<4061>コロナ診断キットを米で展開
・双日<2768>ベトナムで屋根置き太陽光発電、Looop・大ガスと
・パナソニック<6752>大阪万博、単独出展申請
・豊田織<6201>ACインバーター拡充、24年めど大出力型
・ブリヂストン<5108>睡眠改善研究に参画、久留米工場で
・ソフトバンク<9434>東京海洋大と陸上から水中ロボ制御、光無線通信で指示
・パナソニック<6752>顔認証リーダー7万台供給、医療機関・薬局向け
・カネカ<4118>鹿島アントラーズと契約、生分解性ストロー・スプーン提供


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし
《ST》

 提供:フィスコ

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