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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クオールHD、レノバ、海運株

クオールHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■クオールHD <3034>  1,619円  +195 円 (+13.7%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 クオールホールディングス<3034>が急騰。同社は18日の取引終了後、22年3月期通期業績予想について、売上高1750億円(前期比8.1%増)は据え置いたが、営業利益を90億円から100億円(同35.8%増)へ、純利益を42億円から50億円(同48.6%増)へ上方修正したことが好感された。保険薬局事業では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響を受けたものの、処方せんの受付枚数が回復した。また、医療関連事業は期初計画を上回って推移。コスト適正化や生産性向上にも注力することで、各段階利益が期初予想を上回る見込みになったとしている。

■レノバ <9519>  5,180円  +490 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 レノバ<9519>が大幅反発。同社は脱炭素関連の有力株としてマーケットの注目度が高く、9月には自民党総裁選に絡み物色人気が加速し上場来高値6390円まで駆け上がった経緯がある。その後調整局面入りとなったものの200日移動平均線近辺で下げ渋り、足もと戻り歩調に転じてきた。前日18日、日立造船<7004>とともに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業に採択されたと発表。ラオスにおいてグリーンアンモニアに関する技術開発や事業化に向けて取り組むとしており、今後の展開への期待が高まっているようだ。

■Abalance <3856>  5,680円  +450 円 (+8.6%)  本日終値
 Abalance<3856>が急伸。同社は法人向けソフトウェア開発を祖業とするが、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業に経営の軸足を移し、業績は急回復傾向にある。21年6月期営業利益は前の期比3.8倍の13億6100万円と大幅な伸びを達成したが、22年6月期についても14億円(前期比3%増)と増益基調を維持する見通し。そうしたなか、18日取引終了後に中期経営計画を発表、24年6月期に営業利益段階で36億円を目指す野心的な内容で、これが投資資金の流入を誘った。

■日本郵船 <9101>  8,100円  +560 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が買い人気を集めた。業種別騰落では東証1部33業種中で「海運」は断トツの上昇率となっている。ここ、中国景気の減速懸念や、それを背景としたバルチック海運指数の軟化などが警戒される一方、新型コロナウイルスの感染が収束傾向にあることから、世界経済正常化期待も高まっている。グローバル物流も活発化することが期待され、海運セクターには追い風となっている。郵船はPER2倍台で配当利回り8.9%、商船三井もPER2倍台で配当利回り8.3%といずれも超低PER・高配当利回り株として引き続き投資家の関心は高いようだ。

■メルカリ <4385>  6,950円  +440 円 (+6.8%)  本日終値
 東京市場は投資家心理の改善を背景に日経平均が上値指向をみせているが、個人投資家の参戦が活発な東証マザーズ市場では、マザーズ指数が2%を超える上昇をみせるなど一段と戻り足を際立たせている。マザーズ指数は1120台で収れんする25日・75日移動平均線を上回る水準まで浮上、日足一目均衡表でも雲の上で下値を切り上げる展開となっており「再び個人投資家の資金の回転が利き始めている」(中堅証券マーケットアナリスト)という。マザーズ市場で時価総額トップのメルカリ<4385>をはじめJMDC<4483>、JTOWER<4485>といった銘柄が大きく買われ全体相場の押し上げに貢献している。

■タムラ製作所 <6768>  808円  +45 円 (+5.9%)  本日終値
 タムラ製作所<6768>が商いを伴い4連騰で戻り足を本格化、75日移動平均線とのマイナスカイ離をほぼ解消した。半導体関連株への物色の流れが強まっており、東京エレクトロン<8035>などの主力どころから中小型株にも投資資金が波及している。そのなか、次世代パワーデバイスとして注目される酸化ガリウムパワー半導体の開発に早くから取り組み、業界を先駆している同社にも継続的な買いが観測されている。22年3月期営業利益は前期比73%増の34億円と急拡大が見込まれている。

■ネクステージ <3186>  2,115円  +117 円 (+5.9%)  本日終値
 ネクステージ<3186>が続伸。日本経済新聞電子版が18日の取引終了後に、「買い取り専門店を過去最多ペースで出店する」と報じており、材料視された。記事によると、2021年11月期にこれまで最多だった年の2倍にあたる15店を出す方針。新型コロナウイルスや半導体不足の影響で新車の供給が細り、中古車価格が高騰する中、独自の仕入れルート確保に経営資源を集中させるとしている。

■ディップ <2379>  4,160円  +175 円 (+4.4%)  本日終値
 ディップ<2379>が3日ぶりに反発。水戸証券が18日付で投資判断「A」を継続し、目標株価を4250円から5500円へ引き上げた。同証券では、バイトルPROやDX事業が加わったことで、成長性は更に高まったと指摘。コロナ影響が株価と業績に反映される前である20年1月以前の月次終値をベースとした過去2年間の予想PER約11倍から約25倍(平均約16倍)も参考にしたという。

■Sansan <4443>  12,050円  +430 円 (+3.7%)  本日終値
 Sansan<4443>が反発。午前11時ごろ、野村総合研究所<4307>及び国内グループ会社17社が法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入し、あわせてオンライン名刺機能の利用も開始したと発表。野村総研グループでは、14年にワークスタイルのスマート化ツールとして、一部の現場部門でSansanの利用を開始していた。今回、新しいワークスタイルの実現やグループの人脈情報の集約を目的に、Sansanと野村総研グループの顧客管理プラットフォームとの連携開始に至ったという。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  703円  +21 円 (+3.1%)  本日終値
 旭ダイヤモンド工業<6140>が3連騰で2週間ぶりに700円台を回復、売り買いに厚みが加わりウネリが伴ってきた。同社はダイヤモンド工具専業の国内トップメーカーで、半導体、自動車向けなどで高水準の需要を取り込んでいる。半導体関連株は米国株市場でも買い直される銘柄が多くなり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も前週末に今月に入って初めて終値ベースで3300台を回復した。台湾の半導体受託製造大手TSMC<TSM>が日本に工場を建設予定にあり、総事業費は約8000億円。そのうち半分は国が負担するということで、マーケットでも半導体セクターへの注目度ががぜん高まっている。半導体ウエハー研削向け需要の拡大が中期的に見込まれるなか、同社株への見直し買いが活発化している。業績は22年3月期営業損益が11億9000万円(前期は7億3200万円の赤字)と急回復見通しにあるが、市場では大幅な上振れの可能性が指摘されている。

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