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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):レーザーテク、カプコン、オンワード

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■青森銀行 <8342>  2,165円  +44 円 (+2.1%)  本日終値
 青森銀行<8342>は反発。7日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、経常利益を46億円から49億円(前期比33.7%増)へ、純利益を31億円から34億円(同51.0%増)へ上方修正した。銀行単体において、資金運用収益が順調に推移していることに加え、コア業務純益が想定を上回る見込みとなったことが要因としている。

■レーザーテック <6920>  24,140円  +480 円 (+2.0%)  本日終値
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株が軒並み高となるなど、半導体製造装置関連株への買い戻しが目立つ。前日の米国株市場では主要株指数が揃って上昇するなか、エヌビディア<NVDA>やザイリンクス<XLNX>、アドバンストマイクロデバイシズ<AMD>など半導体関連株に買いが集まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続伸で底入れムードを強めている。半導体市況のピークアウト観測も一部出始めるなか、ここ半導体関連株は日米ともに調整色の強い展開だったが、目先は下げ過ぎ是正の買いが優勢となっている。

■北興化学工業 <4992>  1,028円  +13 円 (+1.3%)  本日終値
 北興化学工業<4992>は反発。7日の取引終了後、21年11月期第3四半期累計(20年12月~21年8月)の決算を発表。営業利益が27億9300万円(前年同期比6.0%増)となり、通期計画(26億5000万円)を超過したことが好感されたようだ。売上高は332億3600万円(同3.2%増)で着地した。農薬事業が堅調だったほか、医農薬や電子材料向け製品を手掛けるファインケミカル事業の販売増加が寄与した。なお通期見通しの売上高410億円(前期比3.4%増)、営業利益26億5000万円(同15.9%増)は据え置いている。

■カプコン <9697>  2,936円  +36 円 (+1.2%)  本日終値
 カプコン<9697>が3日続伸。この日、マルチプラットフォーム向け「バイオハザード7 レジデント イービル」を、全世界で1000万本販売したと発表。「バイオハザード7」は、シリーズのルーツである「恐怖」をメインコンセプトとしたタイトルで17年1月に発売した。なお、全世界での累計販売数が1000万本を突破したのはシリーズとして初となる。

■ライフネット生命保険 <7157>  1,303円  +14 円 (+1.1%)  本日終値
 ライフネット生命保険<7157>は4日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した9月の業績速報で、新契約件数が前年同月比20%増の9041件と大幅な伸びを示しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。また、新契約の年換算保険料は同14%増の3億6600万円となったほか、保有契約件数は47万6889件と順調に積み上がっている。

■ベルク <9974>  5,740円  +60 円 (+1.1%)  本日終値
 ベルク<9974>はしっかり。7日の取引終了後、22年2月期上期(3~8月)の決算を発表し、売上高が1491億3200万円(前年同期比6.5%増)、営業利益が73億9200万円(同4.7%減)と増収減益で着地した。一方、足もと6~8月期は売上高9%増、営業16%増益となっている。各種キャンペーンの実施をはじめ、ネットスーパーサービスの導入拡大や自社ブランドの取り扱い拡大などを図った。また、1店舗の新規出店を行ったほか、既存店4店舗の改装を実施した。なお、通期の売上高は2835億9700万円(前期比0.3%減)、営業利益は113億800万円(同5.2%減)の見通し。

■オンワード <8016>  313円  -28 円 (-8.2%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 オンワードホールディングス<8016>が続落。同社は7日取引終了後に、22年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.7%減の807億8500万円(従来予想は893億円)、営業損益は32億9400万円の赤字(従来予想は30億円の赤字)で着地した。緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の対象地域拡大で、消費マインドの低下や大型商業施設の営業自粛など経済活動が制限されたことが影響した。これを踏まえ、通期業績予想を下方修正。国内アパレル関連事業の回復度合いは当初予想よりも鈍化すると想定し、売上高予想は前期比0.7%減の1746億円(従来予想は1905億円)、営業損益予想は10億円の黒字(従来予想は32億円の黒字)に引き下げた。また、あわせて9月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比2.1%減と、2カ月連続で前年実績を下回った。

■C&R <4763>  1,804円  -89 円 (-4.7%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 クリーク・アンド・リバー社<4763>が3日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高210億3500万円(前年同期比14.0%増)、営業利益21億5700万円(同48.2%増)、純利益14億600万円(同45.4%増)と大幅増益となり、半期として過去最高の業績となったことが好感された。国内クリエイティブ分野及び医療分野におけるエージェンシー事業が好調に推移したほか、国内クリエイティブ分野におけるプロデュース事業や電子書籍、YouTubeなどのライツマネジメントが伸長したことが寄与した。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などによる生産性向上や業務効率化の取り組みも奏功した。なお、22年2月期通期業績予想は、9月30日に上方修正した売上高413億円(前期比10.7%増)、営業利益32億円(同30.7%増)、純利益19億5000万円(同18.4%増)見通しを据え置いている。

■アクアライン <6173>  636円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 アクアライン<6173>がストップ高。7日午後10時41分ごろに発生した千葉県北西部を震源とする地震の発生により、東京都や千葉県など各地で水道管が破裂する被害が発生したことを受けて、水まわりの急なトラブルの解消に24時間365日の緊急対応サービスを提供する「水まわり緊急修理サービス事業」を展開する同社に思惑的な買いが向かったようだ。

■ケル <6919>  1,168円  +128 円 (+12.3%)  本日終値
 ケル<6919>が急騰。7日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を110億円から117億円(前期比15.1%増)へ、営業利益を11億円から14億4000万円(同45.7%増)へ、純利益を7億4000万円から9億8000万円(同35.2%増)へ上方修正したことが好感されている。エレクトロニクス機器の進展を背景に電子部品需要の拡大が続いており、同社グループでも工業機器向けや車載機器向けなどの売り上げが好調に推移していることが要因としている。

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