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【材料】トヨタは堅調、足もとの円安追い風も中国リスクが重荷に

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>が堅調、1万円大台近辺は同社株にとって強弱観が拮抗する株価水準で一進一退の展開が続いている。外国為替市場では足もとドル買い・円売りの動きが顕在化しており、1ドル=110円70~80銭近辺の推移となっている。同社の22年3月期通期の想定為替レートは1ドル=105円で、最近の円安を背景に輸出採算改善に対する期待が同社株にはポジティブ材料となっている。一方、半導体不足などサプライチェーンの問題で自動車減産を10月も続ける見通しとなっており、これによる収益への影響が警戒されている。中国の景気減速懸念もくすぶるなか、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい状況にあり、直近では空売り残高も増加傾向にある。

出所:MINKABU PRESS

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